【Lee 101-J RIDER デニムジャケット/海外流通モデル/雰囲気抜群のエイジング/XL】
Levi’sに506XX、507XX、557XX、70505という系譜があるならば、Leeには「101-J」があります。アメリカンデニムの歴史を語るうえで決して外すことのできない、Leeを代表するデニムジャケット。その完成されたデザインは現在まで脈々と受け継がれ、数あるLeeのプロダクトの中でも特別な存在であり続けています。
今回出品するのは、そのLee 101-Jの海外流通モデルと思われる一着です。日本国内で一般的に見かけるLee Japan企画のものではなく、襟元には「Lee PREMIUM QUALITY」「LEE JACKET」と記されたブランドタグを装備。内側の品質表示タグにも日本語表記はなく、英語をはじめ複数言語による洗濯表示が確認できます。タグの内容からも、日本国内向けではなく海外市場で販売・流通していた個体と考えられます。
そして何より、この一着の魅力は写真をご覧いただければ伝わるのではないでしょうか。とにかくエイジングの雰囲気が抜群です。
濃紺を残したボディに対して、肩、胸、袖、襟、前立て、袖口には大胆なフェードが入り、縫製部分にはデニム特有のパッカリングとアタリが浮かび上がっています。全体を均一に薄くしたような色落ちではなく、濃い部分と淡い部分が複雑に入り混じった立体的な表情。袖には腕の動きに沿ったような濃淡が現れ、胸から肩周辺には深いインディゴが残る一方、縫い目や袖口は明るいブルーへと変化しています。
こういう表情こそ、デニムを古着で選ぶ面白さだと思います。同じ品番、同じサイズであっても、着用環境や洗濯、年月によってまったく違う顔になる。新品で同じジャケットを何着作ることはできても、一度ここまで育ったデニムとまったく同じ表情をもう一度作ることはできません。
Leeの歴史は1889年、アメリカ・カンザス州でH.D. Lee Mercantile Companyが設立されたところから始まります。当初は食品や生活用品などを扱う卸売業でしたが、20世紀初頭にはワークウェアの自社生産へ進出。鉄道員、工場労働者、農夫、自動車整備工など、当時のアメリカを実際に動かしていたワーカーたちのための衣服を作り、やがてLevi’s、Wranglerと並ぶアメリカンデニムの巨頭へと成長していきました。
その歴史の中でも特別な意味を持つ数字が「101」です。Leeは1920年代からカウボーイやロデオライダーたちのためのウェア開発を本格化させ、やがて101というナンバーはブランドを象徴する存在となっていきます。パンツの101、ジッパーフライを採用した101-Z、そしてジャケットの101-J。現在ではファッションアイテムとして語られることの多いこれらのプロダクトですが、その原点にあるのは徹底した実用性でした。
101-Jもまた、単に格好いいデニムジャケットとしてデザインされたものではありません。身体を動かすことを前提とした実用品から出発し、その機能的な構造そのものが、結果として現在まで残る普遍的なデザインになっています。
象徴的なのが左右に配置されたフラップ付き胸ポケット。曲線を描いた独特のポケット形状はLevi’sとは明確に異なるLeeならではの顔つきで、さらにフロントには101-J/Rider Jacketを象徴するジグザグステッチが走ります。このステッチが一本入るだけで、一目でLeeだと分かる。機能服として生まれた意匠が何十年もの時間を経てブランドのアイコンになっているというのも、101-Jの面白さです。
本品では、そのジグザグステッチ周辺にもしっかりとアタリが出ています。ステッチによって生地が固定される部分とそうでない部分で色落ちの進行が変わるため、前立てそのものに立体的な濃淡が生まれています。胸ポケットの縁、ヨーク、裾、袖口にも同じようなエイジングが現れており、デニムという生地が「縫製された構造に沿って育つ」ことがよく分かる個体です。
また、Lee刻印入りのボタン、金茶系のステッチ、胸ポケットフラップに配されたLeeネームなど、101-Jらしいディテールもしっかり健在。色落ちしたブルーデニムにゴールド系のステッチと金属パーツが映え、新品時とはまったく異なる存在感を放っています。
なお、背面腰部分にはサイドアジャスターが付いておりませんが、こちらは欠損ではなく、元々サイドアジャスターを備えない仕様です。「本来付いていたパーツが取れている」という状態ではありませんので、その点はご安心ください。
サイズ表記は需要の高いXL。実寸は平置きで、肩幅約46cm、身幅約54cm、着丈約61cm、袖丈約60cmです。素人採寸ですので多少の誤差は御理解下さい。
古いLeeというと年代やタグの種類ばかりが注目されることもありますが、実際に服として着るのであれば、個人的にはこういう「個体そのものが格好いい101-J」は非常に魅力的だと思います。国内向けのLee Japan企画とは異なる海外流通モデルと思われる背景、XLというサイズ、そして何よりここまで育ったデニムの表情。この条件が重なっているところが本品の面白さです。
ヴィンテージ古董商品,有可能客製化、修改、換過零件,請下標錢注意。そのものだけを追うのではなく、「実際に着て格好いいLee」を探している方には特におすすめしたい一着です。Lee好きの方はもちろん、Levi’s 557XXや70505、Wrangler 11MJや124MJなど、アメリカンデニムの名作ジャケットがお好きな方にもぜひご覧いただきたいと思います。
■ 状態
USEDです。全体に色落ち、アタリ、パッカリングなど、着用と経年によるエイジングが見られます。本品については、これらを含めたデニム特有の経年変化そのものが大きな魅力だと考えております。
新品・未使用品ではありません。古着という商品の性質上、細かな擦れ、色落ち、ステッチの状態など、文章だけですべてをお伝えすることは困難ですので、掲載写真をよくご確認いただき、状態にご納得いただいたうえでご入札をお願いいたします。
■ 発送について
ゆうパケット匿名配送・送料無料です。送料は当方で負担いたします。
基本的には東京都から発送いたしますが、仕事・出張等の都合により稀に地方から発送する場合がございます。また、夜間に発送手続きを行った場合など、追跡情報の反映が翌日になることがありますので、あらかじめご了承ください。
■ 同梱について
ゆうパケット発送の商品につきましては、4点以上ご落札いただいた場合に同梱発送を承ります。商品の大きさや組み合わせによっては同梱が難しい場合もございますので、あらかじめご了承ください。
■ 取引のお願い
気持ちの良いお取引のため、落札後はYahoo!かんたん決済の支払期限内にお手続きをお願いいたします。購入意思のない入札・落札、落札後の一方的なキャンセルは、他の入札者様にもご迷惑となりますのでお控えください。
新規IDの方、評価内容に不安を感じる方、悪い評価が著しく多い方につきましては、トラブル防止のため当方の判断で入札・落札を取り消す場合がございます。また、商品到着後は内容をご確認いただき、問題がなければ受取連絡をお願いいたします。
USED衣料という商品の性質上、状態や色味、サイズ感などについて新品同様の基準をお求めの方は入札をお控えください。画像・説明をご確認いただき、古着にご理解のある方にお譲りできれば幸いです。
Leeが長い歴史の中で完成させた101-Jというデザインと、年月によって刻まれたデニムの表情。新品には存在しないこの雰囲気を気に入っていただける方に、ぜひ引き継いでいただければと思います。
よろしくお願いいたします。
(2026年 8月 23日 15時 05分 追加)
LM29-2700