【80s Lee RIDERS Lot.411 WESTERNER TYPE コットンサテンジャケット/SCOVILLボタン/サイズM】
Leeの歴史を辿っていくと、「デニムブランド」という一言だけでは到底説明できない名作に何度も出会います。
その代表格にして、アメリカンワークウェア、ウエスタンカルチャー、そして東海岸のアイビースタイルまでを一本の線で結んでしまった異色の名作――それが「WESTERNER(ウエスターナー)」です。
今回出品するのは、その歴史的名作ウエスターナーのスタイルを色濃く受け継いだ、Lee RIDERS Lot.411。
タグそのものに「WESTERNER」の文字こそ入りませんが、淡いアイボリー系のコットンサテン、101-Jを思わせるフロント構成、左右のフラップ付き胸ポケット、黒×金のLeeピスネーム、そしてSCOVILL社製のメタルボタン。
服そのものを見れば、その出自は一目瞭然。
まさにウエスターナーそのものと呼びたくなる一着です。
■ 1889年、カンザスから始まったLee
Leeの歴史は1889年、アメリカ・カンザス州でヘンリー・デヴィッド・リーがH.D. Lee Mercantile Companyを創業したことから始まります。
当初は食品や生活雑貨などを扱う卸売業でしたが、やがて自社でワークウェアの生産へと進出。
鉄道員、機関士、整備士、農夫、カウボーイ――アメリカの発展を現場で支えた労働者たちのための衣服を作り続け、やがてLeeはLevi's、Wranglerと並ぶアメリカンワークウェアの巨頭へと成長していきます。
そしてLeeを語るうえで絶対に外すことのできない存在が「101」です。
101-B、101-Z、101-J。
パンツからジャケットまで連なる101シリーズは、単なる作業着を超え、カウボーイ、モーターサイクル、映画、音楽、そして若者文化へと浸透していきました。
そんなLeeが、ブルーデニムとはまったく異なる方向へ101のデザインを進化させた結果として誕生したのが、WESTERNERでした。
■ 1959年、「青くないLee」が登場する
WESTERNERが登場したのは1959年。
現在ではジーンズを穿いて学校へ行こうが、レストランへ入ろうが、それを特別なことだと考える人はほとんどいません。
しかし1950年代のアメリカでは、ブルーデニムはまだ現在以上に「労働着」のイメージを色濃く残していました。
特に東海岸を中心とする比較的保守的な社会では、ジーンズは西部のカウボーイや肉体労働者、あるいは反抗的な若者たちを連想させる服でもありました。
そこでLeeが考えたのが、ワークウェアの機能性やウエスタンウェアの美しさを残しながら、ブルーデニムとは違う上品な素材を使うという発想です。
その答えが、淡いカラーのコットンサテンでした。
ジャケットの基本構造にはLeeを代表する101-Jの文法を残しながら、インディゴデニムを滑らかなコットンサテンへ置き換える。
たったそれだけのように思えて、服の意味は大きく変わります。
無骨なワークウェアでありながら、どこか端正。
カウボーイジャケットの骨格を持ちながら、アイビーのスタイルにも自然に馴染む。
WESTERNERは、Leeが培ってきたワークウェアの技術を「ファッション」という領域へ大胆に押し広げたプロダクトでもありました。
■ WESTERNERとアイビー
ウエスターナーの面白さは、その名前にもあります。
「WESTERNER」。
文字通り解釈すれば「西部の人」。
にもかかわらず、この服は東海岸の若者たちにも受け入れられていきました。
ブルーデニムではなく、アイボリーやベージュ系のコットンサテン。
ボタンダウンシャツやチノパン、ローファー※請確認是否動物毛皮。動物毛皮製品屬於華盛頓條約条約牴觸物品,無法國際運送。と並べても違和感のない端正な色使い。
しかし服の構造そのものには、Leeが長年培ってきたワーク/ウエスタンウェアのDNAが残っている。
ワークとアイビー。
西海岸的なカジュアルと東海岸的なトラッド。
相反するように見える文化が一着の中で同居していることこそ、ウエスターナーが今なお面白い理由だと思います。
■ Lot.411――名前はなくとも、ウエスターナー
本品のロットナンバーは「411」。
タグには「WESTERNER」という直接的な表記はありません。
しかし正面から眺めれば、そのスタイルは明らかです。
淡いアイボリー系のコットンサテン。
左右に配されたフラップ付き胸ポケット。
胸ポケットから身頃へ流れるLee特有の曲線。
縦方向へ伸びる切り替え。
フロントに走るジグザグ状の補強ステッチ。
そしてコンパクトな襟。
基本的な設計思想は101-Jの流れを汲みながら、生地とカラーによってまったく違う表情へ変化しています。
「WESTERNER」とタグに書かれているからウエスターナーなのではなく、このデザインそのものがウエスターナーを物語っています。
むしろ、明確なWESTERNER表記を前面に出した後年のモデルとは少し違う、この控えめなタグ仕様にオールドLeeらしい面白さを感じます。
■ エドウィン表記・日本製表記が入る以前の個体
本品でもうひとつ注目したいのがタグ周辺です。
後年、日本国内で展開されたLee製品では、エドウィンの表記や日本製を示す表記が確認できる個体が増えていきますが、本品にはそうした表記が見当たりません。
黒地に黄色でLee RIDERS、そして「SHAWNEE MISSION, KANSAS, U.S.A.」と記されたクラシックなブランドタグ。
ケアタグにはLot.411、サイズMEDIUMの表記。
こうしたタグや仕様から、本品は80年代頃の個体ではないかと推測しています。
80年代末から90年代頃になると、WESTERNERの名称をより明確に打ち出したタグ仕様も見られるようになるため、その少し前の時代のLeeを感じられる個体だと思います。
なお、製造年代を証明する紙タグや資料等が付属するわけではありませんので、年代についてはタグやディテール等からの推測としてお考えください。
■ SCOVILL――服好きなら反応してしまう小さなディテール
そして、この個体でも特に面白いのがボタンです。
使用されているのはSCOVILL(スコービル)社製のもの。
SCOVILLはアメリカの服飾パーツ史を語るうえで非常に有名な存在で、ヴィンテージ古董商品,有可能客製化、修改、換過零件,請下標錢注意。ウェアを見ている方なら、ジッパーやスナップ、ボタンなどでその名前を目にしたことがあると思います。
ヴィンテージ古董商品,有可能客製化、修改、換過零件,請下標錢注意。衣料の年代や生産背景を読み解く際にも、TALON、CONMAR、GRIPPERなどと並び、SCOVILLという名前はたびたび登場します。
本品では、Lee RIDERSの意匠を持ったメタルボタンにSCOVILL社製パーツが使用されています。
表側だけを見ればLeeのために作られた専用ボタンですが、その裏側には当時のアメリカンウェアを支えたパーツメーカーの存在がある。
こういう「表からはほとんど見えない部分」に時代背景が残っているのが、古いワークウェアの面白さです。
もちろん、SCOVILLだからそれだけでヴィンテージ古董商品,有可能客製化、修改、換過零件,請下標錢注意。だ、という単純な話ではありません。
しかしブランドネームだけではなく、生地、縫製、タグ、ボタンといった細かなパーツまで眺めていくと、一着の服が作られた時代の空気が少しずつ見えてきます。
古着好きにとっては、こういう小さなディテールこそがたまらない部分ではないでしょうか。
■ コットンサテンという素材
WESTERNERをWESTERNERたらしめている最大の要素は、やはりこの生地です。
ブルーデニムとはまったく異なる、滑らかな表情を持ったコットンサテン。
写真を拡大していただくと分かりますが、表面には非常に細かな綾が走っています。
光の当たり方によって微妙に表情が変わり、デニムのような荒々しさではなく、どこか柔らかく上品な印象があります。
しかし、作りはあくまでLee。
胸ポケット、補強ステッチ、メタルボタン、直線的な縫製。
ワークウェアの構造を残したまま、生地だけが妙にエレガント。
このアンバランスさが実に格好良いです。
■ 経年したアイボリーの魅力
ブルーデニムのヴィンテージ古董商品,有可能客製化、修改、換過零件,請下標錢注意。では、「どんな色落ちをしているか」が個体の魅力を大きく左右します。
では、インディゴではないWESTERNERはどうなのか。
個人的には、こちらにもまったく別の経年変化の面白さがあると思います。
新品当時の均一な色ではなく、年月を経ることで少しずつ柔らかくなったアイボリー。
縫製部分やパッカリングに現れる陰影。
そこに経年したSCOVILL製のLee RIDERSメタルボタンが並ぶ。
青いデニムとは違いますが、これも立派な「育ったLee」です。
真っ白なジャケットでは出せない、古いコットンサテン特有の温度があります。
■ 「白いGジャン」では終わらない一着
WESTERNERを単純に「白いLeeのGジャン」と考えてしまうと、この服が持つ歴史の半分も伝わらないと思います。
これは単純に101-Jを白くした服ではありません。
ワークウェアだったLeeが、ファッションへ向かって大きく踏み出した歴史を背負ったデザインです。
カンザスから始まったLee。
カウボーイと101シリーズ。
1950年代アメリカにおけるブルーデニムの社会的位置。
東海岸のアイビー。
そしてコットンサテンという素材。
それらが交差した先にWESTERNERがあります。
だからこそ誕生から長い年月が経った現在でも、このデザインは何度も復刻され、古着市場でも探している人が絶えません。
流行しては消えていく服とは少し違う。
アメリカンカジュアルそのものの歴史の中に居場所を持っている服です。
そして今回のLot.411は、その歴史を後年へ繋いでいった時代の一着。
WESTERNER表記を大きく掲げる以前のタグ仕様、SCOVILL社製パーツ、黒×金のLeeピスネーム、経年したアイボリーのコットンサテン。
派手なヴィンテージ古董商品,有可能客製化、修改、換過零件,請下標錢注意。ではありません。
しかし、細部を知れば知るほど面白くなる。
こういう服こそ、オールドLeeを掘っていく醍醐味ではないでしょうか。
■ サイズ
表記サイズ:MEDIUM
平置き実寸
肩幅:約44cm
身幅:約56cm
着丈:約60cm
袖丈:約56cm
素人採寸ですので多少の誤差は御理解下さい。
表記はMですが、ブランドや年代によってサイズ感は異なりますので、必ず実寸をご確認のうえ、お手持ちのジャケット等と比較してご検討ください。
■ 状態
ヴィンテージ古董商品,有可能客製化、修改、換過零件,請下標錢注意。/USED品となります。
アイボリー〜生成り系という色の性質上、経年による色味の変化、薄汚れ、使用感等については画像をよくご確認ください。
新品のような均一な白さではなく、年月を経たコットンサテンならではの表情も含め、この個体の雰囲気として楽しんでいただける方におすすめいたします。
古着・ヴィンテージ古董商品,有可能客製化、修改、換過零件,請下標錢注意。衣料の特性をご理解いただいたうえでご入札をお願いいたします。
■ 発送について
ゆうパケット匿名配送・送料無料です。
送料は当方で負担いたします。
基本的には東京都から発送いたしますが、仕事・出張等の都合により、まれに地方から発送する場合がございます。
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ヴィンテージ古董商品,有可能客製化、修改、換過零件,請下標錢注意。・古着という商品の性質をご理解いただき、画像・説明をご確認のうえ、ご納得いただいた方のみご入札をお願いいたします。
Leeの歴史の中でも、ブルーデニムとはまったく別の方向からアメリカンカジュアルを切り拓いた名作「WESTERNER」。
そのスタイルを濃厚に受け継ぐLot.411。
101-J譲りのワークウェアとしての骨格を残しながら、アイボリーのコットンサテンによって端正さと色気を纏った一着です。
さらにSCOVILL社製ボタンという、オールドウェア好きなら思わず細部まで眺めたくなるディテールも備えています。
ブランド名だけではなく、タグ、生地、縫製、パーツまで掘っていくほど面白くなる一着。
Leeがお好きな方はもちろん、WESTERNERをお探しだった方、80年代頃のオールドLee、アイビーやアメリカンヴィンテージ古董商品,有可能客製化、修改、換過零件,請下標錢注意。がお好きな方にも、ぜひ手に取っていただきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
(2026年 8月 23日 14時 32分 追加)
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