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藤沢周平の傑作短篇集です。文字が大きく読みやすい新装版の2冊セット; ①「新装版 雪明かり」、②「新装版 決闘の辻 〈藤沢版新剣客伝〉」の2冊です。状態は、全般にかなり良好です。送料はクリックポストで185円です。 ◆内容:
①「新装版 雪明かり」: 貧しくも、明日への夢を持って健気に生きる女。深い心の闇を抱えて世間の片隅にうずくまる博徒。武家社会の終焉を予想する武士の慨嘆。立場、事情はさまざまでも、己の世界を懸命に生きる人々を、善人も、悪人も優しく見つめる著者の目が全編を貫き、巧みな構成と鮮やかな結末とあいまった魅惑の短篇集、全8篇。
②「新装版 決闘の辻 〈藤沢版新剣客伝〉」: 死を賭して得た剣名、生を捨てて得た剣技、何人にも負けるわけにはいかない――。宮本武蔵の最後の戦い、神子上典膳の師の後継を争う決闘。柳生但馬守宗矩の野心のための斬り合い。諸岡一羽斎、愛洲移香斎など、歴史に名を残す名剣客の決闘シーンを、剣の一振り、刃光の閃きまでもリアルに描く剣客小説。全5篇。
★著者、藤沢周平は1927年、山形県黄金村(現在の鶴岡市高坂)生まれ。実家は農家で、幼少期から家の手伝いをした。黄金村役場等で働きながら鶴岡中学校夜間部に通い、山形師範学校に進む。卒業後、教師となり湯田川中学校に赴任するも2年後に結核がみつかり休職。6年余の闘病の後、東京の業界新聞社に勤務し、会社勤めの傍ら小説を執筆する。1971年に「溟い海」でオール讀物新人賞、1973年に「暗殺の年輪」で直木賞を受賞し、執筆活動に専念する。1986年「白き瓶」で吉川英治文学賞、1989年「市塵」で芸術選奨文部大臣賞を受賞。微禄の藩士や江戸下町に生きる人々を描いた時代小説、歴史上の事実や人物を題材とした歴史・伝記小説など数々の作品を発表した。とくに、架空の藩「海坂藩(うなさかはん)」を舞台にした作品群が有名である。また作家としての日々の暮らしや故郷・庄内、鶴岡についてのエッセイも残した。1989年に作家生活全体の功績に対して菊池寛賞、1994年に朝日賞、東京都文化賞を受賞。1995年、紫綬褒章受章。1997年死去(享年69)。
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