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海音寺潮五郎の代表作。「天と地と」上中下・全3巻(文春文庫)です。状態は、全般にかなり良好です。送料はクリックポストで185円です。 ★内容: 戦乱の続く越後の国。守護代・長尾為景を父とする虎千代は、幼くして母を失し、父に故なくして疎んじられた挙句、養子に出されるも、忠臣金津新兵衛や百姓出の娘松江らに守られて武将の子として成長していく。天文五年(1536)に元服、喜平二景虎と名乗った。後の上杉謙信である。戦国史上最も戦巧者であったと、いまなお語り継がれる武将・上杉謙信の半生と、武田信玄との川中島合戦の死闘を活写した大河歴史小説。大河ドラマ「天地人」の直江兼続が「義」を学んだ師、上杉謙信を活写する。また、「風林火山」は、川中島に至る戦国史上の名勝負を甲斐・武田側から描いているが、川中島の背景を2倍以上楽しむには越後・上杉側からの視点が欠かせず、そのために最適な読みものが本作である。
★著者、海音寺潮五郎は1901年、鹿児島県生まれ。國學院大學を卒業後、中学教師を務めながら創作をおこなう。1934年作家デビュー。歴史小説を多数発表した。「天正女合戦」(『オール讀物』1936年4月号~7月号)と「武道伝来記」その他 (『日の出』1936年3月号)で第3回直木賞(1936年上半期)を受賞。1968年、菊池寛賞受賞。1973年、文化功労者。
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