◇ キッス The Complete Love Gun Sessions - KISS
KISSの発掘シリーズから、またしても驚天動地のデモ・アルバムが降臨!今度は1977年の大名盤『LOVE GUN』。全20テイクを完全網羅したファン必携のタイトルです。
【アルバム収録曲のデモ(7曲・8テイク)】
●「Love Gun」(2テイク)
本作の冒頭を飾るのはアルバム・タイトル曲。1977年4月、日本ツアーからの帰路"Clipper Kiss Special"の機上でポールが書き上げたデモで、完成版とは大きく異なるヴァージョンです。さらにラスト(トラック20)には「Love Gun (Rehearsal Take)」も収録。ポールが極めてラフに弾き語るストリップト・ダウンな姿が記録されており、名曲が生まれた瞬間の手触りを追体験できます。
●「Christine Sixteen」
ジーンによる初期デモ。完成版との違いが随所に感じ取れるロウなバージョンです。公式デラエディにはデモとしての単独収録がなかっただけに、本作ならではの秘宝です。
●「Got Love For Sale」
ワーキング・タイトルが「Have Love Will Travel」だった時代のオリジナル・バージョン。タイトルからして別曲のような趣きです。
●「Tomorrow And Tonight」
完成版とはエース・フレーリーのソロが異なるインスト・デモ。
●「Hooligan」
ピーター・クリスによる初期デモで、完成版よりもやや硬質なエッジを持つバージョン。
●「Almost Human」
完成版とは明確に異なるアレンジを聴かせる初期デモ。
●「Plaster Caster」
ヴォーカルとギターソロが完成版とは異なるオルタネート・バージョンです。
【Christine Sixteenの源泉にもなった未発表曲(3曲・5テイク)】
●「Obnoxious」
後に「Reputation」となる最初期の原曲バージョン。
●「Reputation (Take 1)」「Reputation (Take 2)」
「Obnoxious」がタイトルを変えて進化した姿。「Take 1」にはやがて「Christine Sixteen」に転用されるピアノ・パートが含まれています。一方の「Take 2」はピアノなしのバージョンで、ロックンロールの伝説ジェリー・リー・ルイスの参加を想定して書かれたもの。残念ながらジェリー本人は飛行機に乗り遅れたためにスタジオでのピアノ収録には至りませんでしたが、歌詞の中には彼の関与を示すジーンの言及が残されている。二人の真のロック・レジェンドによるコラボレーションが一体どのような響きになったのか、ファンは夢想することしかできません。公式デラエディにも1テイクだけ収録されていましたが、本作は「Obnoxious」→「Reputation」×2という進化の過程を辿れます。
●「I Know Who You Are」「I Know Who You Are (Take 2)」
「Reputation」も同じセッションから。ジーン・シモンズの1978年ソロアルバムに収録された「Living in Sin」の初期バージョンです。特に「Take 2」は「Christine Sixteen」に転用されるピアノ・パートを含むテイク。名曲の素材がいかに多くの試行錯誤から生まれたかが透ける秘宝です。
【他作品に流用された曲(5曲)】
●「Much Too Soon」
『LOVE GUN』セッションで制作されながら未使用に終わった曲。ただし、一部のフレーズは『DYNASTY』に収録される「X-Ray Eyes」へと発展しています。
●「Larger Than Life」
最終的に『ALIVE II』のサイド4に収録される曲ですが、これも『LOVE GUN』セッションで生まれていました。ただし、この時点では完成版とも『ALIVE II』用デモともほとんど似ていない。別曲状態のオリジナル・バージョンが楽しめます。
●「Tunnel Of Love」
「Christine Sixteen」と同じセッションで収録されながら、土壇場で没になった曲。1978年のジーン・シモンズ・ソロ・アルバムに収録されたわけですが、オリジナルのデモは若干異なるバージョンでもあります。
●「Mongoloid Man」
元は『ROCK AND ROLL OVER』セッションで「Daily Planet」というタイトルのインストとなっていた曲。『LOVE GUN』セッションでは歌詞が加えられた最終バージョンが制作されましたが、結局アルバム『LOVE GUN』には採用されず、『THE VAULT』で日の目を見ました。
●「Eat Your Heart Out」
一番の衝撃トラックがこれ。2012年の『MONSTER』に収録された曲ですが、実は『LOVE GUN』セッションですでに制作されていました。「Mongloid Man」は本作は、ジーンのインタビューで言及されて存在は知られていましたが。こちらは研究家も知らなかった驚きの新発見。本作では『MONSTER』版とも歌詞が異なるオリジナル・バージョンが聴けるわけです。
【そのまま没になった未発表曲(2曲)】
●「Love Bite」
ピーター・クリスが『LOVE GUN』のために提供した楽曲。2曲提出したうちの1曲(もう1曲が「Hooligan」)でしたが、こちらは不採用になりました。
●「I've Just Begun To Fight」
『LOVE GUN』セッション以前に不採用となった曲。1985年にブルース・キューリック/エリック・カー体制で再収録されましたが、『ASYLUM』にも採用されなかった。二度にわたってアルバム入りを逃した不運の名曲です。
以上、全20テイクに及ぶ秘宝集。デモによって構成された「もう1つのLOVE GUN」や「Christine Sixteen」に結実する様々な原曲たち、セッションで涙を呑んだ未収録曲まで──『LOVE GUN』のスタジオ・セッションを完全網羅した、絶対的な1枚です。
◇ Tracklist
01 Love Gun
02 Christine Sixteen
03 Got Love For Sale
04 Tomorrow And Tonight
05 Hooligan
06 Almost Human
07 Plaster Caster
08 I Know Who You Are
09 I Know Who You Are (Take 2)
10 Much Too Soon
11 Obnoxious
12 Reputation (Take 1)
13 Reputation (Take 2)
14 Larger Than Life
15 Love Bite
16 Eat Your Heart Out
17 I've Just Begun To Fight
18 Mongoloid Man
19 Tunnel Of Love
20 Love Gun (Rehearsal Take)
◇ Type:Soundboard
海外コレクターズ(未使用品)です。
画像等でよくご確認頂き、ご理解のうえでお願いします