VAN HALEN - SAN FRANCISCO 1982 2ND NIGHT SOUNDBOARD(2CD)
Cow Palace, Daly City, CA, USA 15th September 1982 STEREO SBD
2026年も新発掘が始まった“HIDE YOUR SHEEP Tour”の初登場サウンドボード・シリーズ。その最新作が2タイトル同時リリース決定です!
本作は、2連作同時リリースの後編。「1982年9月15日デイリーシティ公演(2日目)」のステレオ・サウンドボード録音です。もう気づきと思いますが、本作は同時リリースとなる『SAN FRANCISCO 1982 1ST NIGHT SOUNDBOARD(Zodiac 836)』と同会場の翌日となる姉妹作……いえ、双子作です。
【質・量ともにロック史最大のサウンドボード・コレクション】
当時のツアー状況や新発掘シリーズの概要は姉作『1ST NIGHT (Zodiac 836)』の解説に譲るとして、ここではコレクション整理のため、これまで発掘された1982年のサウンドボード・タイトルを一望しておきましょう。
●「北米#1」レッグ(8作品)
・7月24日『BILOXI 1982』
・7月30日『LOUISVILLE 1982』
・7月31日『FORT WAYNE 1982』
・8月3日『ROCKFORD 1982』
・8月6日『ST. LOUIS 1982』
・8月10日『ST. PAUL 1982』
・8月13日『DETROIT 1982 1ST NIGHT』
・8月21日『CLEVELAND 1982』
●「北米#2」レッグ(4作品)
・9月7日『PHOENIX 1982』
・9月11日『L.A. FORUM 1982 3RD NIGHT』
*9月14日『SAN FRANCISCO 1982 1ST NIGHT』
*9月15日:サンフランシスコ公演 ←★本作★
●「北米#3」レッグ(3作品)
・10月22日『WORCESTER 1982 1ST NIGHT』
・10月24日『WORCESTER 1982 3RD NIGHT』
・10月26日『TORONTO 1982』
以上の全15作品。本作は「北米#2」の4作品目であり、『L.A. FORUM 1982 3RD NIGHT SOUNDBOARD(Zodiac 803)』、姉作『1ST NIGHT (Zodiac 836)』に続く3公演連続作品でもあります。
そんな本作は、これまでオーディンス録音も見つかってないショウを明らかにする新名盤。もちろん、単に初登場なのではなく、サウンドは極上のミックス卓流出系。例によって当時のエンジニア「ロイ」によるミックス卓直結録音で、音像は極太・生々しさ全開。PA卓そのままの荒々しいバランスながら、各楽器の分離は抜群で、演奏の勢いと会場の熱気がダイレクトに脳内へ流れ込んできます。
【演奏・喧嘩・最終演奏……聴きどころだらけの必聴ナイト】
そのサウンド・クオリティはこれまでのシリーズをご存知の方ならお馴染みですが、本作のポイントはショウ内容にある。この夜のバンドは明らかに上機嫌で、全編を通してエネルギー量が一段階高く、演奏にも余裕と遊び心が感じられる「当たり日」なのです。例えば、冒頭の「Romeo Delight」。ブレイク部分でデイヴがスタジオ版と同じ〈feel my heart beat…〉のフレーズを歌っており、これは本ツアーでは極めて異例なシーンだったりします。
中盤の「Little Guitars」は逆の意味で面白い。中盤以降、エディのギターが明らかに不調となり、チューニングが狂ったような音程になってしまう。どうやら弦トラブルを抱えたまま演奏を続行している様子で、普段は聴けない「危うさ」がそのまま刻まれています。さらに「Cathedral」では、突然の強烈なリバーブ音とともにエディが数秒間演奏を中断されてしまう。現場を体験した観客の証言によると、どうやら客席から投げ込まれたオレンジがギターの弦を直撃したそうです。エディが両手を上げて観客を煽ったそうですが、まさにライヴならではのハプニングです。
「Everybody Wants Some」では、恒例のトーク・パート突入直前に何やら物騒な雰囲気にもなる。マイクの声で「crazy mother fucker」と聞こえたかと思えば、デイヴが「look at this mother fucker’s eyes」と返す。生々しい発言が飛び交い、お決まりのガールトーク中にも「I’m going to throw your ass in the audience(お前を客席へ放り込んでやる)」とやたらとトゲトゲしい。詳細な証言も映像もないので事の真相は不明ですが、ただならぬ空気感が脳みそ直結サウンドボードで伝わってくるのです。
後半も聴きどころは満載。「Somebody Get Me A Doctor」ではジャム中にデイヴが奇声やシャウトを連発し、完全にテンションが振り切れた状態。そして「Ain’t Talkin’ ‘Bout Love」のブレイクでは、エディが「Cathedral」を思わせる独特のフレーズを挿入してくる。
さらに、このショウを歴史的にしているのが「D.O.A.」で、実はこの日が最後の生演奏なのです。録音のない日もあるので断言できませんが、音の記録としては本作が最後なのです。
絶好調でかっ飛ばしたかと思えば勢いあまったようなミスやケンカ腰な不穏な空気が流れ、歴史的な「D.O.A.」まで飛び出す。あまりの発掘ラッシュに極上クオリティに麻痺しがちですが、本作はド直結サウンド以上に「ライヴ自体が面白い」のです。そんな奇跡の一夜を詳らかにし、脳みそに刻み込んでくれる新名盤。どうぞ、永久保存プレス2CDでいつでも、いつまでもお楽しみください。
★「1982年9月15日デイリーシティ公演(2日目)」の初登場ステレオ・サウンドボード録音。当時エンジニアを務めていた「ロイ」なる人物がミックス卓から直接録音したもので、ライヴ自体も絶好調でかっ飛ばしたかと思えば勢いあまったようなミスやケンカ腰な不穏な空気が流れ、歴史的な「D.O.A.」まで飛び出す。シリーズでも格別に面白い必聴の1本です。
★最初の50枚のみ、ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。
Disc:1 (53:02)
1. Intro
2. Romeo Delight
3. Unchained
4. Drum Solo
5. The Full Bug
6. Runnin' With The Devil
7. Jamie's Cryin'
8. Little Guitars
9. Where Have All The Good Times Gone!
10. Bass Solo
11. Cathedral
12. Secrets
13. Everybody Wants Some!!
14. Dance The Night Away
Disc:2 (40:45)
1. Somebody Get Me A Doctor / I'm So Glad
2. Intruder
3. Pretty Woman
4. Guitar Solo
5. D.O.A.
6. Ain't Talkin' 'Bout Love
7. Bottoms Up!
8. You Really Got Me
STEREO SOUNDBOARD RECORDING
ZODIAC 837