【MARGARET HOWELL × EDWIN デニムジャケット/20周年コラボレーション/サイズ40】
英国の服作りと、日本のデニム作り。その二つが20年という長い時間をかけて関係を築いてきた――。今回出品するのは、MARGARET HOWELL(マーガレット・ハウエル)とEDWIN(エドウィン)によるコラボレーションデニムジャケットです。
この一着を単なる「ブランド別注のGジャン」として見るのは少々もったいないと思います。そこにはマーガレット・ハウエルが長年大切にしてきた英国的な服作りの思想、EDWINが戦後日本で積み重ねてきたデニム作りの歴史、そしてLEVI'SやWranglerに代表されるアメリカンワークウェアのデザインが重なっています。
■ MARGARET HOWELL――流行よりも、長く使われる服
MARGARET HOWELLの歴史は1970年代の英国から始まります。マーガレット・ハウエルが服作りを始めた当初から大切にしてきたのは、派手な装飾や一過性の流行ではなく、素材、縫製、着心地、機能性といった「服そのもの」の良さでした。
彼女のデザインには、古い英国のワークウェアやミリタリーウェア、スクールウェア、ユニフォームなどの影響が色濃く感じられます。しかし、それらをそのまま復刻するのではありません。本来なぜそのポケットがそこに付いていたのか、なぜそのシルエットだったのか。実用品として生まれた服の合理性を読み取り、余計なものを削ぎ落とし、現代の日常着へと置き換える。その姿勢こそMARGARET HOWELLの大きな魅力です。
新品の状態だけを完成形と考えるのではなく、着て、洗って、皺が入り、素材が馴染み、使う人の生活によって服が完成していく。そんな思想を持つブランドだからこそ、もともと労働着として生まれ、着込むほど表情を変えていく「デニム」という素材との相性は非常に良いものがあります。
■ EDWIN――アメリカのジーンズを「日本のデニム」へ
一方のEDWINは、日本のジーンズ史を語るうえで欠かすことのできない存在です。
戦後の日本へ入ってきたアメリカ文化。その中でジーンズは、映画や音楽、モーターサイクルなどと並び、若者にとって海の向こうの自由な文化を象徴する存在でもありました。EDWINは1960年代初頭から自社ブランドのジーンズを本格的に展開し、日本のジーンズ文化を長年支えてきたブランドのひとつです。
ここで面白いのは、日本のデニム文化が単に「アメリカのジーンズを真似する」だけでは終わらなかったこと。生地、縫製、染色、ウォッシュ、加工などを独自に研究し続け、日本ならではのデニム文化へ発展させていきました。現在では日本のデニムそのものが世界的に高く評価されていますが、その長い歴史を支えてきたメーカーのひとつがEDWINです。
つまりMARGARET HOWELL × EDWINという組み合わせは、単に英国ブランドが日本のメーカーへ生産を依頼した、というだけの話ではありません。「日常の中で長く使える良い服」を追求してきた英国のデザイナーと、半世紀以上にわたってデニムと向き合ってきた日本のメーカー。その二つのものづくりが出会ったコラボレーションです。
■ 2003年頃から続く協業、そして2023年に20周年
MARGARET HOWELLとEDWINの協業は2003年頃に始まり、2023年には20周年という大きな節目を迎えました。
ファッションの世界では毎シーズンのように「コラボレーション」が発表されます。しかし、その多くが一度限り、あるいは数シーズンで終わるもの。その中で約20年にわたって関係が続いてきたという事実は、この二者のものづくりに対する考え方の相性を物語っているように思います。
2023年には協業20周年を記念したプロジェクトも展開され、両者がこれまで積み重ねてきたアーカイブを改めて振り返る機会となりました。古いものをそのまま復刻するのではなく、その時代の空気に合わせながら長く着られる服へ更新していく。そこにもMARGARET HOWELLらしい姿勢が表れています。
■ 前から見ればLEVI'S 506XX――しかし、それだけではない
そして今回のジャケット。ヴィンテージ古董商品,有可能客製化、修改、換過零件,請下標錢注意。デニムが好きな方なら、正面を見た瞬間にある歴史的モデルを思い浮かべるのではないでしょうか。
LEVI'S 506XX、通称「1st」。
左胸のシングルポケットとフロントプリーツを備えた極めてシンプルな構成は、後の507XX(2nd)、557XX(3rd)、70505(4th)へと続いていくリーバイス・デニムジャケットの源流として知られています。
本品のフロントにも、その506XXを彷彿とさせるデザインが見られます。シングルの胸ポケット、フロントプリーツ、シンプルなボタンフロント。現代では世界中のブランドが引用する「1stタイプ」の文法です。
ところが、このジャケットを単純に「506XXタイプ」と呼んでしまうと、この服の最も面白い部分を見落としてしまいます。
■ 後ろを向けばWrangler――異なるヴィンテージ古董商品,有可能客製化、修改、換過零件,請下標錢注意。の文法をMIX
背面を見ると、506XXとは明らかに違った世界が現れます。
両腰に設けられたアジャスター。
古いLEVI'Sの1stに見られる背面中央のシンチバックとは異なり、左右からウエストを調整する構造で、Wranglerの111MJや124MJなどに見られるディテールを彷彿とさせます。
つまりこのジャケット、前面にはLEVI'S 506XXを思わせるディテールがあり、背面にはWrangler 111MJ/124MJを思わせるディテールがある。
アメリカンデニム史を代表する二つの異なる系譜を、一着の中でミックスしたような構成なのです。
もちろん、どちらかのモデルを忠実に再現することを目的としたヴィンテージ古董商品,有可能客製化、修改、換過零件,請下標錢注意。レプリカではありません。むしろ、そこがMARGARET HOWELLらしい。
古いワークウェアのデザインをそのままコピーするのではなく、長い歴史の中で生まれてきた優れた機能的ディテールを拾い上げ、一度分解し、現代の一着として再編集する。
言ってみれば「ヴィンテージ古董商品,有可能客製化、修改、換過零件,請下標錢注意。の編集」です。
LEVI'S的な要素とWrangler的な要素を一着に盛り込みながら、完成した服を見ると不思議なほど静かで端正。ヴィンテージ古董商品,有可能客製化、修改、換過零件,請下標錢注意。レプリカ特有の土臭さを前面に押し出すのではなく、あくまでMARGARET HOWELLの洋服として成立させています。
■ アメリカ、イギリス、日本――三つの服飾文化が交差する
改めて考えてみると、このジャケットには三つの国の服飾文化が重なっています。
デザインの源流には、LEVI'SやWranglerが築いてきたアメリカのワークウェア文化。
それを再解釈するのは、英国で服作りを続けてきたMARGARET HOWELL。
そしてデニムという素材を形にする背景には、日本で長年ジーンズを作り続けてきたEDWIN。
アメリカで実用品として生まれたデニムジャケットのディテールが英国的な感性によって再編集され、日本のデニムメーカーとの協業によって現代の服になる。
そう考えると、この一着が単なる「1stタイプ」ではないことがよく分かります。
フロントボタンにはMARGARET HOWELLの刻印。シングルポケット、フロントプリーツ、シンプルな袖口、そして背面左右のアジャスター。一見すると非常にベーシックですが、服の歴史を知っている人ほど細部に目が行く、実に面白いデニムジャケットです。
ブランドロゴを大きく掲げる必要もなければ、過剰にヴィンテージ古董商品,有可能客製化、修改、換過零件,請下標錢注意。らしさを演出する必要もない。
普通に見えて、普通ではない。
ワークウェアの無骨さを残しながら、どこか品がある。
そのバランスこそ、MARGARET HOWELLとEDWINが長年続けてきた協業ならではの魅力ではないでしょうか。
■ サイズ・実寸
表記サイズ:40
肩幅:約45cm
身幅:約53cm
袖丈:約64cm
着丈:約60cm
素人採寸ですので多少の誤差は御理解下さい。サイズ表記だけではなく、お手持ちのジャケット等との実寸比較も含めてご検討ください。
ヴィンテージ古董商品,有可能客製化、修改、換過零件,請下標錢注意。の506XXをそのまま復刻するのとも違う。Wranglerの111MJや124MJをそのまま再現するのとも違う。それぞれの歴史の中で生まれた機能美を抽出し、MARGARET HOWELLらしい感性で一着の洋服へまとめ上げる。
1970年代から一貫した服作りを続けてきた英国のMARGARET HOWELL、日本のジーンズ文化を長年支えてきたEDWIN、そしてその両者が約20年にわたって積み重ねてきたパートナーシップ。背景まで含めて楽しめる、非常に興味深いデニムジャケットだと思います。
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最後までお読みいただきありがとうございます。お互いに気持ちの良いお取引ができればと思います。
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(2026年 8月 13日 21時 57分 追加)
ON20-5500