METALLICA - AARDSCHOK 1984(1CDR)
IJsselhallen, Zwolle, Netherlands 11th February 1984 PERFECT SOUND
デビュー作『KILL 'EM ALL』を引っ提げ、ヨーロッパ大陸へと乗り込んだ1984年のMETALLICA。初の大陸ツアーの現場をリアル体験できる極上ライヴアルバムが登場です。
そんな本作に吹き込まれているのは「1984年2月11日ズヴォレ公演」。オランダの大型フェス“Aardschok”に出演した際の超強力オーディエンス録音です。『KILL 'EM ALL』時代のライヴアルバムと言えば、『CHICAGO 1983(Shades 1209)』や『MARQUEE 1984(Shades 1723)』もお馴染み。まずは当時の活動概要を俯瞰し、それぞれの位置関係を確かめておきましょう。
●1983年
・3月5日~4月9日:北米#1(4公演)
《4月11日:ムステイン解雇→カーク加入》
・4月16日~5月7日:北米#2(5公演)
《5月27日『KILL 'EM ALL』完成→7月25日発売》
“KILL 'EM ALL FOR ONE Tour”
・7月27日~9月3日:北米#3(32公演)←※CHICAGO 1983: SUMMER NIGHT
・10月31日~12月31日:北米#3a(14公演)←※CHICAGO 1983
●1984年
・1月7日~22日:北米#3b(6公演)
“SEVEN DATES OF HELL Tour”
・2月3日~12日:欧州#1(6公演)←★ココ★
《3月14日『RIDE THE LIGHTNING』完成》
・3月27日+4月8日:英国(2公演)←※MARQUEE 1984
・6月6日~10日:欧州#2(5公演)
・7月20日:サンフランシスコ公演
《7月27日『RIDE THE LIGHTNING』発売》
・8月3日:ニューヨーク公演
・8月29日:Breaking Sound Festival出演
・11月16日~12月20日:欧州#3(25公演)
【フェスの巨大スケールを封じたダイナミック録音】
これが1983~1984年のMETALLICA。本作のズヴォレ公演は、VENOMを従えて始まった初の欧州ツアー「欧州#1」の5公演目にあたるコンサートでした。
ヨーロッパ侵攻のスタートダッシュでもあった現場を伝えるのは、海外の研究家から提供されたベスト・マスターから起こされた銘品。そのサウンドは、瑞々しくも灼熱なダイナミック録音。前述の『CHICAGO 1983』『MARQUEE 1984』はいずれも狭いクラブの密室感サウンドでしたが、本作の舞台は数多のバンドが鎬を削る大型フェス。現場となった“アイセルハレン”は約6000人を収容する大会場で、そのスケール感がまるごと封じ込められているのです。
もちろん、大会場のホール鳴りでボケボケだったり、遠くスカスカしていたのでは意味がありません。しかし、本作にその心配は無用。“サウンドボード級”とまで称された『CHICAGO 1983』と並べても引けを取らない鮮やかさで、リフの一つひとつから歌詞の一語一語まで、実にクッキリはっきりと届くのです。その上で、ほんのりとした会場の鳴りが厚みとダイナミズムを宿らせ、曲間にどっと広がる大声援のスペクタクルまで美味しく吸い込んでいる。クラブ録音とはひと味違い、後に全世界を制覇することになる巨大な才能の萌芽を感じさせるダイナミック・アルバムなのです。
【“生演奏版KILL 'EM ALL”となるフルショウ】
そんなダイナミック・サウンドで現場体験できるのは「ステージ・テンションで爆上げされたKILL 'EM ALL」とも言える激アツのステージ。その意味をご説明するためにも、ここでセット内容を整理してみましょう。
●血染めの鉄鎚(10曲)
・Hit The Lights/Four Horsemen/Jump in the Fire(★)/Phantom Lord/No Remorse/Motorbreath(★)/Seek & Destroy/(Anesthesia) Pulling Teeth/Whiplash/Metal Militia(*)
●ライド・ザ・ライトニング(1曲)
・Ride The Lightning
※注:「★」印は『MARQUEE 1984』で、「*」印は『CHICAGO 1983』で聴けなかった曲。
……と、このようになっています。デビュー作『KILL 'EM ALL』の全10曲を丸ごと演奏し、さらに「Ride The Lightning」を追加したスタイル。デビュー期ですから当然のように思われるかも知れませんが、「1曲の漏れもなく、1stを丸ごと全曲」というセットは意外と少なく、本作はまさに文字通りの「生演奏版KILL 'EM ALL」と言うべき1枚なのです。
母国のクラブから大陸のフェスへと飛び立った『KILL 'EM ALL』時代のMETALLICA。その巨大なスケールと灼熱の勢いを、鮮やかなベスト・マスターでまるごと体験できる超強力ライヴアルバムです。アルバム全曲がアグレッシヴに強化された「生演奏版KILL 'EM ALL」。どうぞ、全身全霊で浴びまくっちゃってください!
★初の欧州ツアーの一幕「1984年2月11日ズヴォレ公演」の超強力オーディエンス録音。海外の研究家提供のベスト・マスターで、クラブ規模だった『CHICAGO 1983』『MARQUEE 1984』とは異なり、フェスのスケール感を封じ込めた瑞々しくも灼熱のダイナミック・サウンド。『KILL 'EM ALL』全曲がブチかまされる「生演奏版1stアルバム」を現場体験できる秘宝盤です。
(66:06)
1. The Ecstasy of Gold
2. Hit the Lights
3. The Four Horsemen
4. Jump in the Fire
5. Phantom Lord
6. No Remorse
7. Ride the Lightning
8. Guitar Solo
9. Motorbreath
10. Seek & Destroy
11. (Anesthesia) Pulling Teeth
12. Whiplash
13. Metal Militia
James Hetfield - Guitar, Vocal
Lars Ulrich - Drums
Cliff Burton - Bass
Kirk Hammett - Guitar
Shades 2699