大切に集め、保管してきた私物コレクションを出品しております。
ULTRAVOX / ウルトラヴォックスの1980年発表アルバム『VIENNA/ヴィエナ』国内盤LPです。
Chrysalis / Toshiba EMI、WWS-81355。
帯、日本語解説カード付きの日本盤です。
Midge Ure加入後の新体制Ultravoxが、その存在を世界的に決定づけた代表作にして、1980年代ニューウェイヴ/シンセポップ/ニュー・ロマンティックを象徴する歴史的名盤です。
Ultravoxは、John Foxx在籍期から電子音楽、アート・ロック、ポストパンクを横断する先鋭的なサウンドを追求してきた英国の重要バンドです。
本作『Vienna』では、新たなヴォーカリスト兼ギタリストとしてMidge Ureが加入。
Billy Currie、Chris Cross、Warren Cann、Midge Ureという、最もよく知られた黄金期のラインナップによる最初のアルバムとなりました。
それまでのUltravoxが持っていた鋭い実験性、無機質な電子音、ヨーロッパ的な陰影を残しながら、Midge Ureのドラマティックな歌声とメロディ・センスが加わり、冷たく美しく、壮大で映画的なサウンドへと進化しています。
プロデュースはUltravoxと、ドイツの伝説的プロデューサー/エンジニア、Conny Plank。
Conny PlankはKraftwerk、Neu!、La Dsseldorf、Cluster、DAFなど、ドイツのクラウトロック、電子音楽、ニューウェイヴ周辺に深く関わった重要人物として知られています。
本作でも、機械的で硬質なリズム、奥行きのあるシンセサイザー、冷たい空間処理、力強いバンド・サウンドを見事に融合。
単なる80年代ポップスではない、深く立体的で、現在聴いてもまったく古びない音像を作り上げています。
アルバム冒頭の「Astradyne」は、長尺のインストゥルメンタル曲です。
広大な空間を描くようなシンセサイザーと、ゆっくりと高まっていくリズムが印象的で、これから始まるアルバム全体の冷たく未来的な世界へ聴き手を導きます。
続く「New Europeans」は、鋭いシンセ、タイトなリズム、Midge Ureの力強いヴォーカルが一体となった、Ultravoxらしい名曲です。
日本ではテレビCMにも使用されたことで知られ、当時の日本におけるUltravox人気を象徴する楽曲のひとつでもあります。
「Private Lives」「Passing Strangers」「Sleepwalk」なども、ポストパンクの緊張感と、シンセポップの美しさ、ロック・バンドとしての力強さが絶妙に共存しています。
特に「Sleepwalk」は、Midge Ure加入後のUltravoxの新しい方向性をわかりやすく示した楽曲です。
硬質なシンセのフレーズ、エレクトロニックなリズム、強いメロディ、そしてドラマティックなヴォーカル。
80年代シンセポップの完成形へと向かう瞬間を感じさせます。
B面の「Mr. X」は、Kraftwerkを思わせるミニマルで無機質な電子音と、Warren Cannによる冷静な語りが印象的な異色曲です。
感情を極力排したような声、反復する電子音、機械的なリズムによって、冷たい未来都市のような情景を作り出しています。
「Western Promise」では、東洋的なイメージとヨーロッパ電子音楽の感覚が交差。
Billy Currieのシンセサイザーとヴァイオリン、Midge Ureのギター、Chris Crossのベース、Warren Cannのドラム/電子パーカッションが、緊張感のある立体的なサウンドを生み出しています。
そしてアルバムの中心に置かれたタイトル曲「Vienna」。
静かなピアノ、冷たい電子音、機械的なリズム、Billy Currieによるクラシカルなヴィオラ、Midge Ureの劇的なヴォーカルが組み合わさった、Ultravox最大の代表曲です。
通常のロックやポップスとは異なる、ゆっくりとしたテンポと大きな空間。
映画の一場面のような構成と、中欧の退廃的なムード。
派手に展開するのではなく、静けさと緊張感の中から徐々にスケールを広げていく、そのドラマティックな美しさは今聴いても圧倒的です。
当初はシングル向きではないと考えられていたものの、後にUltravoxを象徴する作品となり、1980年代英国ポップの重要曲として語り継がれています。
ラストの「All Stood Still」は、世界の終末を思わせる歌詞と壮大なサウンドが印象的です。
アルバムを通して描かれてきた未来的な美しさの裏側にある、不安、孤独、崩壊の感覚を浮かび上がらせ、本作を重厚な余韻とともに締めくくります。
本作の魅力は、単にシンセサイザーを多用した80年代的な作品というだけではありません。
ロック、電子音楽、クラシック、ポストパンク、アート・ロックを高度に組み合わせ、冷たさと情熱、機械と人間、未来性とヨーロッパ的な古典美をひとつの作品の中に共存させています。
Kraftwerk、David Bowie、Brian Eno、Roxy Music、Gary Numan、John Foxx、Visage、Japan、OMD、Human League、Depeche Mode、New Order、Simple Minds、YMO、ニューウェイヴ、シンセポップ、ニュー・ロマンティック、アート・ロック系がお好きな方にも強くおすすめいたします。
白と黒を基調としたシャープで洗練されたジャケット・デザインも、本作のサウンドと非常によく合っています。
余白を大きく使ったミニマルなデザイン、モノクロームのメンバー写真、幾何学的で無機質な構図。
帯を含めた日本盤特有の佇まいも非常に良く、80年代ニューウェイヴ/シンセポップのレコードを集めている方にとって、所有する満足感の高い一枚です。
本品には帯と日本語解説カードが付属します。
当時の日本盤ならではの解説を読みながら、本作がリリースされた時代背景、John Foxx脱退後の新体制、Midge Ure加入による音楽性の変化を確認できる点も大きな魅力です。
冷たく、壮大で、都会的。
機械的でありながら、深い感情とロマンティシズムを感じさせる。
Ultravoxの代表作であるだけでなく、1980年代ニューウェイヴ/シンセポップの歴史を語るうえで欠かすことのできない重要作です。
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アーティスト:ULTRAVOX / ウルトラヴォックス
タイトル:VIENNA / ヴィエナ
レーベル:Chrysalis / Toshiba EMI
規格番号:WWS-81355
国:Japan
年:1980年
ジャケット:E-程度
盤:E-程度
帯:E-程度
ライナー:E-程度
FMT:LP
回転数:33rpm
枚数:1
コメント:1980年日本盤。帯、日本語解説カード付き。Midge Ure加入後初のアルバム。UltravoxとConny Plank共同プロデュース。
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【収録曲】
Side 1
Astradyne
New Europeans
Private Lives
Passing Strangers
Sleepwalk
Side 2
Mr. X
Western Promise
Vienna
All Stood Still
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【状態】
中古LPレコードです。
盤面は中古レコードとしてはツヤがあり、光に当てると薄いスレ、細かなヘアライン、小キズが見られますが、全体としては比較的良好な印象です。
当方のオーディオ環境にて両面再生確認済みです。
状態は写真にてご確認ください。
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【返品について】
中古レコードという商品の性質上、また商品のすり替え防止のため、落札後の返品・交換・返金はお受けできません。
状態については可能な限り写真と説明文に記載しておりますが、経年品・中古品・個人保管品であることをご理解のうえ、ご入札をお願いいたします。
写真および説明文を十分にご確認いただき、気になる点がございましたら、必ず入札前にご質問ください。
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【状態表記について】
M:新品同様
NM:非常に良好
E:良好な中古品
E-:軽いスレ・経年感あり
VG+:スレ・キズ・経年感あり、通常の中古品
VG:キズ・ノイズ・使用感あり
G:難あり
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【発送について】
発送は おてがる配送(ゆうパック) にて行います。
発送サイズは、基本的に80サイズを予定しております。
複数枚まとめて落札いただいた場合は、20枚程度まで同梱発送可能です。
まとめ買いをご希望の場合は、落札後に取引メッセージよりご相談ください。
配送方法は、出品時に設定している おてがる配送の範囲内での発送となります。
梱包材は、再利用品を活用させていただきます。
何卒ご了承ください。
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