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中島義道著、「カントの時間論」です。岩波現代文庫。状態は、全般にかなり良好です。送料は、クリックポストで185円です(※厚さ2cm以下の文庫本は、合計1㎏を超えない範囲で計4冊程度まで同梱可能です)。 ★内容: 西洋哲学を通じて時間に関する思索は二つの異なった道をたどってきた。一つはアリストテレスに典型であるように、時間を外的物体の運動との連関で思索する道であり、もう一つはアウグスチヌスに典型であるように、時間を記憶や予期や知覚などの「こころ」のあり方との連関で思索する道である。カントの時間論にはこの二つの道が豊かに流れ込んでいる。客観的時間が「心」のあり方を決める時間であること、それをカントはめざした。
時間に関するすべての現象を取り込み、細部まで誠実に検討を重ねること。カントが「時間」探求において頑なに保持したのはこの姿勢であった。物体の運動を可能にする客観的時間が自我のあり方を決める時間であることをいかに精確に記述することができるのか。『純粋理性批判』全体に浸透している時間構成に関するカントの深い思索を読み解く。
★イマヌエル・カント(Immanuel Kant、1724 - 1804年)は、プロイセン王国(ドイツ)の哲学者であり、ケーニヒスベルク大学の哲学教授である。『純粋理性批判』、『実践理性批判』、『判断力批判』の三批判書を発表し、批判哲学を提唱して、認識論における、いわゆる「コペルニクス的転回」をもたらした。フィヒテ、シェリング、そしてヘーゲルへと続くドイツ古典主義哲学(ドイツ観念論哲学)の祖とされる。彼が定めた超越論哲学の枠組みは、以後の西洋哲学全体に強い影響を及ぼしている。
★著者、中島義道は1946年、福岡県生まれ。東京大学教養学科、同大学法学部卒。同大学人文科学研究科修士課程修了。ウィーン大学哲学科修了。哲学博士。東京大学教養学部助手、帝京技術科学大学教授をへて、1995年より電気通信大学教授。専攻はカントを中心としたドイツ哲学、時間論、自我論、コミュニケーション論など。著書は、『カントの時間論』、『「時間」を哲学する』、『うるさい日本の私』、『人生を〈半分〉降りる』、『孤独について』、『ウィーン愛憎』、『モラリストとしてのカント』、『時間と自由』など多数。
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