下記に出品中のMVアグスタ350Sのエンジン腰下に関する補足説明です。
「本文中で350Bにも互換可能」と記載しましたが、
今回もより解りやすいよう図にしてみました。
画像1枚目
この線のように交換しても装着可能です。
見栄えは変わるのでオリジナル度は下がりますが、
海外ではこのようなチャンポンカスタム古董商品,有可能客製化、修改、換過零件,請下標錢注意。が多いです。
画像2枚目のものがそんな感じで350Bの腰下に350Sの腰上を乗せています。
画像3枚目
こちらは互換の際の要注意です!
「350Sと350Bが互換できるなら、250Bにも互換可能なのでは?」と思うかもしれませんが、
250Bの場合、全く同じ構成とデザインの350Bとの互換にも弊害があります。
プッシュロッドやスタッドボルトなどが素直に入りません。
おそらく350ccになる時に穴位置の設計が微調整されているか、別の工作機械で作った為に誤差があるのだと思われます。
でも無理やり入れれば入っちゃうのでタチが悪いです…
おそらく乗っているうちにその弊害は出てくると思います。
プッシュロッドが詰まったりしたらエンジンを壊す事になるので
250Bに350Bや350Sの腰下を流用する場合は自己責任でお願いします。
250Bを350Bに偽装改造した個体がとにかく多いです。
ちゃんと説明があって納得しての購入ならいいですが、騙されて購入したオーナーもたくさんいます。
外装のコスプレ変更だけなら何の支障もないのですが
エンジンや足回りをチャンポンしてしまっている車両をたくさん見てきました。
上記説明や画像3のように無理やりハマらないエンジンをガチャガチャ叩き込んで組むのも危ないし、
350Bのフォークの出品ページでも説明してますが、250Bをセパハンにする為に
ステムだけ350Bのものを流用してフォークはそのままで径の違いをカラーで埋めている車両など、
とにかく走行に支障をきたす改造がされているものが多いです。
ヤフオクでも250B改の350Bルックが、350Bとして何度も出品されて落札もされていました。
騙されないように注意して欲しいのと、危険なので適合しないものを無理に装着しないでください。
希少な車両なので壊してから後悔しても遅いです。
私の出品ページではそれぞれの部品に関して、
できるだけ適合の事や取り付けの注意点、偽物の見分け方など説明していますのでそちらをお読みください。
さらに細かい説明や図解が必要なものは別途このようなページを用意してリンクしています。
250Bの車体およびエンジン番号は211、350Bは213で始まりますので、
そこを必ずご確認ください。
部品番号に関しては211→213→216(350S)と変わっていものと変わらないままのものがありますが、
適合する・しないは別の話になるので心配な方はご相談ください。
希少な車種を破壊しない為、快適に走る為に。
よろしくお願いいたします。
(2024年 12月 5日 18時 01分 追加)
追加画像4
250Bの偽装改造350Bに関しての追記
250Bと350Bでフレームナンバーも打ち合えられている場合もあるので
パッと見で違いが判別できる箇所の比較です。
350Bなのに左側のフレームだった場合は変な改造がされていたり不適合部品がついている確率が高いです。
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