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アメリカのバーカート&フェラン(Burkart & Phelan)製のピッコロです。モデル名はわかりませんが、管体グラナディラ、キー・メカニズムはおそらく洋銀製かと思われます。
バーカート&フェランと言えば、名門パウエル社でフルート・ピッコロの製作の後、独立した2名の製作者(リリアン・バーカートとジェームズ・フェラン)によって立ち上げられたブランドで、世界各国の第一線で活躍するプロ奏者が愛用する楽器を夜に送り出しているブランドです。
私はプロ奏者・講師として活動していますが、この楽器は私のもとでフルートを学んでいる一般愛好家が所有していた楽器です。
御本人が高齢になり、手放したいとのことで、私が預かって管理をしております。
もう5年程度はメンテナスをしていなかったとのことですので、タンポ交換などリペアが必要かと思われますが、私が吹いてみたところ、このままでもある程度の演奏活動には使用できるコンディションです。おそらくほとんど使用されていなかったかと思います。
管体に割れなどはありません。キーメカニズムには一部変色が見られます。
吹いてみたとところ、バーカートのピッコロらしく、華やかで明瞭な音色が美しく、非常に吹きやすい楽器です。
現在ではこの仕様の楽器はバーカート&フェランからは発売されていません。
同仕様の廉価版であるRESONA(レゾナ)モデルが60万円程度、
バーカート&フェランの名前が冠された「B&Pモデル」になると、キーは銀製になりますが140万円程度で販売されています。
純正ケースは新品同様、さらにドルチェ楽器製のピッコロケースカバーも付属します。
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