操作解説はYoutubeで見られます。
解説動画リンク
https://youtu.be/pTbljmQk750
本ソフトは一般土木を対象とした作業計画書作成ソフト(移動式クレーン)※エクセルです。
※特徴
本ソフトは吊荷重・目的の吊移動距離に応じてクレーン選定が出来る作業計画書作成ソフトです。
一般的に使われるジブ無しクレーンの機械性能データが4機種(16t/25t/50t/70t)収録されており、吊上移動したい吊荷が目的の距離まで届くかどうかを瞬時に判断できます。
最低限の現場条件を入力するだけで、吊上げ重量に一番近いカタログ値(機械性能)を拾い出し、吊込み可能な距離を割り出してくれます。
機種ごとにアウトリガ幅(機械性能表に記載されている規定幅)を変更できるため、現場条件に応じた判断が出来ます。
現場で確認する項目は3つのみ。
①吊込み方向 ②アウトリガからの吊込距離(m) ③アウトリガの張出し可能幅(m)
この3つがわかればソフトの使用が出来ます。
安全率の設定も可能で、自動算出された作業半径を安全率で変更することが出来ます。
ワイヤー選定機能も備わっており、簡単に吊荷重に応じたワイヤー選定ができます。
別紙で機械配置図が作成できます。
機械配置図には汎用性の高いイラストが用意されており、簡単に配置図を作成することができます。
基本画面と機械配置図のA4用紙2枚で1つの作業計画書となります。
※ソフトの基本的な考え方(使用制限/使用条件等)
①吊上げ移動は水平移動及び地下上下移動が基本。
本ソフトは一般土木作業を対象としている為、”吊荷をどこまで移動できるか”の計算を基本としています。そのため、一般的に土木工事で行われるGLからの吊上水平移動や立坑などの地下上下移動に適しています。建築工事に多い地上から高所へ荷揚げする作業には向いていません。
②架空障害物がない作業が条件
本ソフトは、架空障害物を避けるため、意図的にブームを倒したり起こしたりする作業には対応していません。
あくまで本ソフトから算出される作業半径は、架空障害物がない条件での最大楊重距離です。
ブームの角度・長さ・高さは、最大楊重距離を出すための数値(機械性能)で計算されているため、必ず架空障害物がない条件で使用してください。
③入力データには現場での吊込側アウトリガから吊込位置までの距離が必要
クレーン性能表から割り出す作業半径はクレーン中心(回転軸)から吊込位置までの距離ですが、本ソフトはアウトリガから吊込み位置までの距離とアウトリガ張出し幅から、ソフトが作業半径を割り出す仕組みとなっています。
吊込み側のアウトリガー位置を基準とすることで、路肩から安全な距離が保された機械位置で計算出来るほか、アウトリガー幅の変更によって変化する作業半径をソフトが瞬時に計算して吊込みの可否を判定してくれます。
※注意
①本ソフトは上空障害物が無く、ブームを自由に起伏できる状況を想定した計画書です。
注意喚起用に上空障害物の記載もありますが、上空障害物を避けるためブームを倒して作業するようなシーンには対応していません。
②本ソフトのクレーン性能は一般的に使用されている機械データを採用しています。
吊荷重量から吊り込み可能な機種を簡単に選定することができますが、実際には使用する機械メーカー・機種タイプにより性能は全て違います。
使用する機種が特定できている場合は、必ず本ソフトとの性能比較を行った上、お使いになられる方の責任にて本ソフトをご使用ください。
本ソフトから算出された結果においては一切の責任を負いかねます。
③より安全な作業計画書を作成していただくため、安全率(安全半径の設定)で作業半径を極力短く設定されることをお勧めします。
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