U2 - LOS ANGELES 1992 2ND NIGHT: MIKE MILLARD MASTER TAPES(2CDR)
Sports Arena, Los Angeles, CA, USA 13th April 1992 PERFECT SOUND
2024年で終わったと思われていたマイク・ミラードの大元マスター発掘プロジェクトがまさかの再起動! その第一報となるU2の“ZOO TV Tour”作品が新発掘です。
そんな本作に吹き込まれているのは「1992年4月13日ロサンゼルス公演(2日目)」。絶対名手ミラードによる極上オーディエンス録音です。“ZOO TV Tour”と言えば、ミラード名作の名産期。プレス名盤『LOS ANGELES 1992 1ST NIGHT(Wardour-431)』『SAN DIEGO APRIL 1992(Wardour-483)』も大定番となっています。その中で本作のポジションはいかなるものなのか。まずは、当時の活動概要から探ってみましょう。
●1992年
・2月29日~4月23日:北米#1(32公演)←★ココ★
・5月7日~6月19日:欧州#1(25公演)←※ROTTERDAM 1992
・8月7日~11月25日:北米#2(47公演)←※WASHINGTON 1992
●1993年
・5月9日~8月28日:欧州#2(43公演)←※GOFFERTPARK 1993
・11月12日~12月4日:オセアニア(8公演)←※公式映像
・12月9日+10日:日本(2公演)
これが1992年/1993年のU2。本作のロサンゼルス公演は序盤「北米#1」の一幕でした。実は、ミラード作品はこの「北米#1」に集中している。ここで、さらに日程をフォーカスして各作品の位置関係を確かめてみましょう。
■「北米#1」の詳細
・2月29日~4月10日(24公演)
*4月12日『LOS ANGELES 1992 1ST NIGHT』
*4月13日:ロサンゼルス公演(2日目)←★本作★
*4月15日『SAN DIEGO APRIL 1992』
・4月17日~23日(5公演)
【絶対名手ミラードが録音した姉妹の三部作】
ご覧の通り、ミラードは4月12日/13日/15日と3日間で連続録音を敢行。初日と3日目は2020年/2021年に発掘されていましたが、中日のロサンゼルス2日目だけが見逃されていました(どうやら初日録音と勘違いされていたようです)。そんな秘匿の録音が長い眠りを経て、2026年に発掘。パズルの1ピースが嵌まったわけです。
そんな現場を真空パックした本作は、さすが絶対名手の銘品。同じ会場・同じ録音家ですから当然と言えば当然ですが、前日のプレス名盤『LOS ANGELES 1992 1ST NIGHT』の姉妹と呼ぶに相応しい。この頃のミラードはDAT録音に挑戦しており、オンな芯のダイレクト感もくっきりとした輪郭も流石としか言いようがなく、ミラードならではの透き通る空気感のクリアさも格別です。
実のところ、重低音の解像度が姉妹作に一歩及ばないのも事実ですが、それも「ミラード三部作」という最高峰基準の話。仮にプレス名盤2作がなかったなら、本作こそが堂々とプレスCD化されていたのも間違いありません。
【姉妹のプレス名盤を繋ぐ中継ぎのフルショウ】
そんなミラードDATサウンドで描かれるのは、三部作の前後とも微妙に異なるフルショウ。姉妹作との比較も交えながら、セットを整理してみましょう。
●アクトン・ベイビー他(10曲)
・Zoo Station/The Fly/Even Better Than The Real Thing/Mysterious Ways/One/Until The End Of The World/Who's Gonna Ride Your Wild Horses/Tryin' To Throw Your Arms Around The World/Ultraviolet (Light My Way)(*)/Love Is Blindness
●その他(11曲)
・焔:Bad/Pride (In The Name Of Love)
・ヨシュア・トゥリー:Bullet The Blue Sky/Running To Stand Still/Where The Streets Have No Name/I Still Haven't Found What I'm Looking For/With Or Without You
・魂の叫び:Angel Of Harlem/Desire(*)
・カバー:Dancing Queen(★:ABBA)/Satellite Of Love(ルー・リード)
※注:「★」印はミラードの姉妹作『LOS ANGELES 1992 1ST NIGHT』で、「*」印は『SAN DIEGO APRIL 1992』で聴けなかった曲。
……と、このようになっています。注目すべきは、前日の初日にも3日後のサンディエゴにもなかった曲がちゃんとあること。初日になかったABBAのカバー「Dancing Queen」が登場し、サンディエゴになかった「Ultraviolet (Light My Way)」と「Desire」も残されている。つまり三部作を揃えることでセットの変遷をミラード・サウンドで体験できるわけです。
2024年で幕を閉じたと思われていたミラード・マスター発掘の、まさかの再起動。プレス名盤として愛されてきた初日とサンディエゴの間に、最後の1ピースが嵌まった。ミラードによる“ZOO TV Tour”三部作が完成しました。プレス名盤を愛されてきた方にこそ味わっていただきたい三姉妹の次女アルバム。どうぞ、存分にお楽しみください。
★「1992年4月13日ロサンゼルス公演(2日目)」の極上オーディエンス録音。絶対名手マイク・ミラードによる初登場音源で、プレス名盤『LOS ANGELES 1992 1ST NIGHT』『SAN DIEGO APRIL 1992』と三部作を成す中編。高音のオン感と空気感のクリアさも素晴らしいミラード・サウンドで、前後の姉妹作とも似て非なるフルショウを体験できます。
Disc:1 (47:47)
1. Zoo Station
2. The Fly
3. Even Better Than The Real Thing
4. Mysterious Ways
5. One
6. Until the End of the World
7. Who's Gonna Ride Your Wild Horses
8. Tryin' to Throw Your Arms Around the World
9. Angel of Harlem
10. Dancing Queen
Disc:2 (60:14)
1. Satellite Of Love
2. Bad / All I Want Is You
3. Bullet the Blue Sky
4. Running To Stand Still
5. Where the Streets Have No Name
6. Pride (In the Name of Love)
7. I Still Haven't Found What I'm Looking For
8. Desire
9. Ultraviolet (Light My Way)
10. With or Without You / Shine Like Stars (snippet)
11. Love Is Blindness
Uxbridge 2774