当時ホワイトスネイクでミッキー・ムーディ(Micky Moody
)が使用していました。日本製です。
フロントPUキャビティーに日付印で検印が押されていますが、担当者は「山田」と読めます。
当時、販売はダイオンが行っていたことから、ブリッジ、サドル、PUなどのパーツは、ダイオンブランドのギターと同じものが使用されていると思います。
メイプルトップ/アッシュバックボディ
エボニー指板
メイプル/ウォルナットスルーネック
三角ネックシェイプ
コイルタップSW(トーンコントロールのプッシュ/プル)
ブラスナット/サドル
ネックは若干順ぞりとなっています。
また、元起きは発生していないと思います。
1980年代の国産ギターということで、フレットは小さめのものが採用されていて、8割程度残っていると思います。
無傷と言うわけではありませんが、打痕の類は少ないと思います。
ネックグリップは三角です。
ナット幅は異なると思いますが、マーティンのビンテージリイシューモデルの三角ネックシェイプに近いような感じがします。
元々のサドルは、10枚目の写真の左側のもので、幅10.3mmで無メッキのブラス製です。
無メッキのため、1弦がサドルに喰い込み、チョーキング時に再々そこで弦が切れました。
そのため、ESP製のクロームメッキが施された幅11.3mmのブラスサドルを入手して、サドル側面を削って使用していました。(10枚目の写真の中央のもの)
今回出品するにあたり、当時は存在していなかった幅10.5mmのサドル(ゴトーS11、クロームメッキ、ブラス製)を新品で購入し、そちらに交換しています。(オクターブ調整ネジはS11付属の長さ18mmでは長すぎるため、別途15mmのものに交換しています。)
こちらのサドルプレートは、ミュージックマンのセイバーのように、サドルプレートの側面にイモネジが取り付けられていて、これをサドル側に締め付けることで、サドルを固定するようになっています。
そのため、ストリングホールのピッチは10.5mm、サドル幅は10.3mmと、イモネジによる締め付け固定を前提としたゆとりが持たされています。
このことにより、幅10.5mmのS11がサイズ的にぴったりで、サドルプレートの側面にイモネジを使用しなくても、サドルが動くこともありません。
イモネジはサドルを締め付けない状態のままで残してあります。
不要であれば六角レンチを使って取り外してください。
ピックアップはディマジオのスーパー・ディストーションのように、ポールピースがすべて六角ポールピースになっていますが、抵抗値は8~9kΩだったと記憶しています。
スーパー・ディストーションのような高出力ではなく、一般的な出力レベルです。
こちらのピックアップは3点支持タイプなのですが、一時期ディマジオのスーパー・ディストーション(デュアル・サウンド)を付けていたため、2点支持タイプも取り付け可能なように、エスカッションにもう一つ高さ調整ネジのための穴が空けられています。
出品に当たり、電気系はオーバーホールしてあります。
トーンコントロールはプッシュ/プルでコイルタップ可能なのですが、SW付ポットの調子が悪かったので新品に交換しています。
タップはPRS方式で1.5KΩの抵抗を通ってアースに落ちるようにしています。
ノイズキャンセルが維持されて、コイルタップ時の極端な出力低下も抑えられています。
コントロールキャビティ内にはアルミ箔が貼られてシールドされていたのですが、経年変化で粘着力が弱くなっていたため、アルミ箔を剥がして、導電塗料を塗っています。
変形ギターのためバランスが悪く、元々のストラップピンの位置では、ストラップを付けた際にヘッド下がりが顕著でした。
そのため、ストラップピンの位置を何度か変更しています。
現在はギタマガのコラム「工房Pathギタマガ出張所」で推奨された位置(ボディ裏面でネックの付け根とボディエンドから少しブリッジよりで6弦側の位置)に移しています。
よほど神経質な方でなければ、ヘッド下がりを気にすることはないと思います。
当初ストラップピンがあった位置のネジ穴、過去にストラップピンを取り付けたねじ穴が5か所ありますが、全て8枚目の写真のように埋木をしてあります。
アッシュ部の穴はアッシュ材、ウォルナット部の穴はウォルナット材で埋木を作成しています。
埋木を入れる際は、ボディ側のねじ山を取り、埋木がボディと密着するようにしてあります。
出品に当たりオーバーホールとして、さびが出ている、表面が曇っているといった金属パーツ(ストラップピン、各種小ねじ)は全て新品に交換しました。(10枚目の写真の右側が取り外したネジ類)
弦は9-42の新品に張り替えています。
9枚目の写真に写っているA-20専用ソフトケースが付属します。