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大阪を拠点に活動を続けるAkio Nagase が、UKのレフトフィールドレーベルEmotional Especial から放つ“Acid Trilogy”完結編。過去作『Global Acid EP』『African Acid EP』で展開してきた民族音楽×303の路線をさらに深化させ、本作では自身のルーツでもあるレゲエ/ダブへの愛情を前面に押し出している。
象徴的なのは、うねるRoland TB-303 のアシッドラインと、ライブ卓ミックス的なダブ処理の融合。煙たいエコー、深く沈み込むベース、飛び交うサイレンやサンプルが絡み合い、クラブミュージックでありながら“サウンドシステム的空間”を強く感じさせる。
A1「I Like Smoke」は、Linval Thompsonネタを用いたチャンティングとスローモーなアシッドグルーヴが危険なほど心地良いキラートラック。続く「Night Time High Acid」では、ハーモニカと303が交錯しながら、民族音楽的ムードをまとったダビーな深夜感覚を演出する。
さらに「Creation Dub」では4/4のダブハウスへ接近し、「Harmonica Dub」ではブルージーなハーモニカがダブテクノ的ステッパービートの上を漂う。単なる“アシッドハウス”ではなく、レゲエ、ダブ、民族音楽、ダブテクノまでが自然に混ざり合ったサウンドスケープが広がっている。
近年のオーガニックハウスやレフトフィールド・ダンス文脈とも共振しながら、一方で90年代UKダブ〜ブリストルサウンドへの愛情も滲ませる一枚。長年MAKEDUB名義でも活動してきたAkio Nagase だからこそ辿り着けた、“Dub Acid”という独自の到達点。
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