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2015 GOODENOUGH RESPECT Coach Jacket color:Black size:M 肩幅45cm 身幅52cm 袖丈62cm 着丈72cm 100% NYLON 100% POLYESTER MADE IN JAPAN 2015年製のグッドイナフのコーチジャケット。 フロントはスナップボタン仕様で左胸にブランドロゴ、バックには大きく「RESPECT」のプリントを施したデザインです。 光沢感のあるナイロンシェルにメッシュライニングを組み合わせ、軽量で快適な着心地。袖下ベンチレーションジップや裾のドローコード、袖口ベルクロなど機能的なディテールも備えています。 背面プリントに一部剥がれがありますが、着用には問題なく、味として楽しんでいただけると思います。 デニムやチノと合わせた王道のストリートスタイルはもちろん、ワイドパンツやスラックスに羽織ってモード寄りに着こなすのもおすすめ。スケートやカジュアルなスタイルにも馴染む一着です。 GOODENOUGH 1990年代初頭、渋谷から裏原宿へと広がったストリートムーブメント。その起点のひとつが、藤原ヒロシらによって立ち上げられた GOODENOUGH(グッドイナフ) である。 1990年頃、C.E(Cav Empt)のデザイナーとして知られるスケートシングの提案をきっかけに、藤原ヒロシ、スケートシング、岩井徹、水継の4人が共同で始動した。ブランド名「GOODENOUGH=十分に良い」という言葉には、肩肘を張らず、自分たちが着たい服を作るという姿勢が込められていた。 立ち上げ当初からデザイナー名を伏せて展開されたのも特徴的である。藤原ヒロシは著書『丘の上のパンク』で「僕がやってると言うと、服本来を見てもらえずに、買ってくれる人たちは買ってくれるし、嫌っている人たちには無視されそうだから、それをなくしたくて、名前を出さなかったんです」と語っている。この匿名性はブランドの神秘性を高め、少量生産・即完売というスタイルと相まって、GOODENOUGHは「幻のブランド」として熱狂的な人気を集めた。手に入れること自体が難しく、そのプロセスすらカルチャーの一部と化していた。 1998年に突然活動を休止したが、わずか半年後に再開。2004年秋冬にはセカンドライン「Resonate Goodenough」を発表し、活動の幅を広げた。最終的には2017年にブランド活動を終了したが、四半世紀にわたるその存在感は計り知れない。一見シンプルに見えるグラフィックやロゴは、当時のストリートの空気やメッセージを強烈に反映しており、ロゴTシャツやバックプリントのコーチジャケットなどは裏原宿カルチャーを象徴するアイコンとして語り継がれている。 GOODENOUGHが築いたスタイルは、後のA BATHING APE、UNDERCOVER、WTAPSといったブランドへ大きな影響を与え、裏原宿を世界的なムーブメントへと押し上げる原動力となった。その影響は日本に留まらず、欧米のストリートシーンにまで波及していく。 ブランド終了後もその遺産は現代に受け継がれ、アーカイブ市場では90年代から2000年代初期のアイテムが高値で取引されている。特にオリジナル期のグラフィックTシャツやコーチジャケットはコレクターズアイテムとして再評価が進み、若い世代にとっては新鮮な存在として映っている。 そして2025年、GOODENOUGHは再び大きな注目を浴びることとなった。Supreme が発表した最新の春コレクションにて、両者のコラボレーションが実現したのである。アーカイブを現代的に再解釈したアイテム群は、GOODENOUGHの歴史を振り返ると同時に、今のストリートにアップデートする試みでもある。欧米と日本で発売され、世界的な話題を呼んでおり、GOODENOUGHがいかに長い時間を経ても色褪せない存在であるかを改めて示した。 1990年代の裏原宿で始まった小さなプロジェクトは、いまや世界的ブランドと並び立ち、再び新しい世代に影響を与えるまでになった。GOODENOUGHは単なるファッションブランドにとどまらず、日本のストリートカルチャーの象徴であり続け、その名前はこれからも語り継がれていくだろう。 >