キャプテンフューチャー
NHKにより、『未来少年コナン』に続く連続アニメ第二弾としてアニメ化され、1978年11月7日から1979年12月18日まで52回にわたり放映された[2]。表記は「キャプテンフューチャー」。制作は東映動画。ちなみに、東映動画→東映アニメーションが制作したテレビアニメにおいて、最初のNHK制作番組で、同時に親会社の東映本体が主要制作事業者に名を連ねていない日本向け作品[注 5]でもある。当時は、NHK制作の番組に映画会社自体が直接関わることが制限されていたためである[注 6][注 7][注 8]。これに伴い、当時の東映動画が制作した民間放送向けテレビアニメにおいて、1969年以降、通常は東映本体のクレジットを単独で出していたが[注 9]、東映本体が製作事業者に名を連ねていないテレビ番組であるので、それ以降の作品で初めて東映動画のクレジットに変更[注 10]される措置を取られている。
原作の1作品分を30分×4回で描く形式で、全52話で13作品、さらにスペシャル版1話を入れると14作品がアニメ化された。
デザインや演出に、当時、一大ブームが起きていた『2001年宇宙の旅』や『スター・ウォーズ』、『宇宙戦艦ヤマト』などの影響が見られた。当時、同じエドモンド・ハミルトンの小説『スターウルフ』を原作とした同タイトルの実写特撮番組も放送されていた。
脚本を担当した辻真先によると、NHKから現代の科学に合うように脚色するよう求められたという[3]。原作で可住惑星となっていた太陽系内の惑星は現実に即した居住不適な星となり、それらを舞台にした話は太陽系外の別の惑星(木星⇒メガラ星など)に場所を移された。キャラクターデザインの野田卓雄によると、カーティス・ニュートンのデザインは、映画俳優のロバート・レッドフォードをモデルにしているという。
初期のエピソードは、キャラクターが余りにも優等生的で、SF考証も現実の科学考証を重視したために、スペースオペラである原作から乖離した面があった。その反省から、途中からキャラクターの人間味のあふれる描写を強めて、ドラマ性や娯楽性を高める等の路線変更が行われた。
キャスト
詳細は「#登場人物」を参照。
キャプテン・フューチャー - 広川太一郎[2]
ジョーン・ランドール - 増山江威子[2]
グラッグ - 緒方賢一[2]
オットー、次回予告ナレーション - 野田圭一
サイモン・ライト教授 - 川久保潔
ケン・スコット - 井上和彦
エズラ・ガーニー - 岸野一彦
カシュー主席 - 神太郎
秘書アニー - 中谷ゆみ
ナレーション - 神太郎
その他 - 柴田秀勝、戸谷公次、加藤修、矢田耕司、杉山佳寿子、北川米彦、潘恵子、古川登志夫、八奈見乗児、山田俊司、田中崇、水島裕、兼本新吾、吉田理保子、八木光生、関根信昭、田の中勇、矢田稔、神谷明、佐藤正治、川島千代子、村山明、名和慶子、広瀬正志、西村知道、 松田重治、玄田哲章、亀山助清、他(順不同)
スタッフ
製作 - 今田智憲
企画 - 田宮武、栗山富郎
製作担当 - 吉岡修、武田寛
設定製作 - 須藤和一
キャラクター設定・チーフアニメーター(総作画監督) - 野田卓雄[2]、森利夫
美術設定・チーフデザイナー・メカニック設定 - 辻忠直
背景 - 中野一郎、前美智子、松本健治、襟立智子 他
メカキャラクター設計 - 三山昇
オープニング/エンディング原画 - 湖川友謙[注 11]
特殊効果 - 佐藤章二、中島正之
音楽 - 大野雄二[2]
選曲 - 原田敦
録音担当 - 田中英行
効果 - 石田秀憲(石田サウンド)
音響制作 - タバック
撮影監督(撮影担当) - 佐藤隆郎、菅谷英夫、菅谷信行、佐野禎史
編集 - 花井正明(タバック)
科学考証 - 石倉八木
記録 - 黒石陽子
製作進行 - 吉沢孝男、川端蓮司 他
チーフディレクター - 勝間田具治[2]
NHKプロデューサー - 丹泰彦
制作協力 - 東映
企画・製作 - 東映動画
制作 - 東映動画、NHK
主題歌・挿入歌
みんなのうた
夢の舟乗り
歌手 ヒデ夕樹
作詞者 山川啓介
作曲者 大野雄二
編曲者 大野雄二
映像 アニメーション
映像制作者 東映動画
(ノンクレジット)
初放送月 1979年2月 - 3月
その他 「キャプテン・フューチャー」オープニングテーマ。
1979年度年間7位(オリコン&TVマンガ・童謡部門)[4]
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主題歌
オープニングテーマ「夢の舟乗り」
作詞 - 山川啓介 / 作曲・編曲 - 大野雄二 / 歌 - ヒデ夕樹(第1 - 31話、SP「華麗なる太陽系レース」)、タケカワユキヒデ(第32 - 52話)
当初はヒデ夕樹が歌唱したバージョンが使用されていたが、32話以降はタケカワユキヒデが歌唱したバージョンに変更となった。レコーディングはタケカワのバージョンが先に行われていたことが後年明らかになっている[5]。
Blu-rayBOXのライナーノートに掲載された田宮武へのインタビューにて、当初タケカワユキヒデの歌唱を予定してレコーディングも済ませていたのが、タケカワ側の契約上の問題からヒデ夕樹が急遽起用され、契約問題が解決したところでタケカワのバージョンに差し替えたという経緯が語られている。
ヒデ夕樹版はTVサイズ音源・レコードサイズ音源それぞれ2種類ずつ存在し、放映では1 - 8話(およびTVSP)と9話以降では別テイクが使用されている。またレコードサイズ音源2種類のうちオリジナルテイクはマスターテープが廃棄されており、後年発売されたコンピレーションアルバムや本作の復刻版サウンドトラックには別テイク(再レコーディング)のものが収録されている。なお大野雄二は、ヒデ夕樹版の再レコーディングが行なわれた経緯については記憶がないとしている[5]。
1978年12月に発売されたシングル盤(日本コロムビア・SCS-441)は、初回プレス盤はヒデ夕樹のオリジナルテイクが収録されていたが、追加プレス時以降に再レコーディング版に差し替えられたものがあるかは不明。
1979年7月に「テレビまんがアクションシリーズ」で本曲と「ポプラ通りの家」に出演者によるセリフや効果音を入れて発売されたコンパクト盤(日本コロムビア・CH-87。『サイボーグ009』からの『誰がために』と『いつの日か』とカップリング)では、ヒデ夕樹の再レコーディング版が使われていた。
1979年2月から3月にかけて、『みんなのうた』でヒデ夕樹版が放送された。歌はオリジナルテイクから前奏と間奏を短縮して、2番の後のサビの繰り返しを省略する編集を施したもので、バックの画像はアニメの名場面集的なもので、2番の直前でタイトル部分の映像(ロゴは省略)が挿入されていた。
エンディングテーマ「ポプラ通りの家」
作詞 - 山川啓介 / 作曲・編曲 - 大野雄二 / 歌 - ピーカブー
挿入歌
「おいらは淋しいスペースマン」
作詞 - 野田昌宏[注 12] / 作曲・編曲 - 大野雄二 / 歌 - ヒデ夕樹
TVSP「華麗なる太陽系レース」の挿入歌として使用された。
2010年放映のアニメ『あそびにいくヨ!』第9話では、挿入歌およびエンディングに茅原実里(作中のキャラクター「ラウリィ」名義)によるカヴァーバージョンが使用された(編曲 - 菊谷知樹)[6]。
「OK! キャプテン」
作詞 - 山川啓介 / 作曲・編曲 - 大野雄二 / 歌 - 神代ユースコーラス
(2026年 5月 9日 12時 55分 追加)
新品未使用、店頭在庫ですが、保管中劣化があります