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四方田犬彦
「ブルース・リー ―李小龍の栄光と孤独―」
ちくま文庫版。
単なるカンフースター本ではなく、俳優、 身体表現者、 アジア人表象、 越境文化、 香港映画史を横断しながら、
ブルース・リーという存在を再検証した重要評論。
著者は映画評論家・比較文化研究者 四方田犬彦。
天才子役時代から、香港映画、 アメリカ生活、 截拳道、
『ドラゴン危機一発』 『ドラゴン怒りの鉄拳』 『ドラゴンへの道』 『燃えよドラゴン』 までを詳細に追いながら、
ブルース・リー神話の形成と、その孤独、怒り、身体思想を浮かび上がらせています。
特に:
・アジア人男性表象 ・カンフー映画 ・香港文化 ・70年代カウンターカルチャー ・身体論 ・武道思想 ・移民経験
周辺の分析は非常に刺激的。
単なる伝記ではなく、
・映画論 ・身体文化論 ・スター論 ・アジア文化論
として読める点が、 四方田犬彦らしい特徴です。
ブルース・リーを、“永遠のカンフースター” としてではなく、
時代と文化の裂け目を生きた存在として描いている点が非常に重要。
近年の 香港映画再評価、 カンフー映画研究、 アジア映画研究文脈でも価値の高い一冊です。
著者: 四方田犬彦
出版社: 筑摩書房
シリーズ: ちくま文庫
発売: 2019年7月9日
頁数: 416頁
ISBN: 978-4-480-43598-9
【状態】 カバー:スレあり
本体:概ね良好
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