松下電器産業(現パナソニック)社製の真空管ラジオ UA-720 を出品します。
UA-720は昭和32年に発売され、MW(530~1600kHz)とSW1(2.2~7MHz)・SW2(7~22MHz)の3バンドをカバーする いわゆるAll Waveラジオです。
高周波増幅、IF帯域切替、口径10インチ+3インチの2-wayスピーカー、低音・高音 独立のトーンコントロール、フライホイール付き選局ツマミ 外部PHONO入力、内蔵バーアンテナ回転機構など普及型のラジオには見られない機能性能を取り入れた高感度高音質設計になっています。当時の販売価格は37,500円と記録されています。
回路は高周波増幅(6BA6)、周波数変換(6BE6)、中間周波増幅(6BA6)、検波・低周波前段増幅(6AV6)、トーンコントロール後段低周波増幅(6AV6)、電力増幅(6BQ5)、マジックアイ(6CD7)、電源整流(6CA4)の8球構成です。
また意匠デザインにも工夫が凝らされており、パネルランプ照明、トーンコントロールの調節表示がメカ機構で視覚的に表示されたり、大型キャビネットの重厚感など国産では当時の富裕層・法人向け最高価格帯民生品だったと思います。
残念ながら放送受信はできていませんが、腕に自信のレトロラジオ愛好家向けにレストアベースや希少な当時物部品取りに好適かと思います。
商品内容
画像のナショナル UA-720 1台
他に付属品はありません。
現状動作
通電はしましたが、電波受信はできていません。スピーカーからはわずかなハムとボリウム操作時のガリ音が聞こえます。
照明ランプは点灯しており、バンド切替スイッチのポジションに応じてi色変化するランプ表示が変わります。
周波数ダイヤルの糸は切れておらず、選局ツマミの回転で指針が動きます。この針の動きはひっかかりやスリップもなく、フライホイールのおかげで選局フィーリングも上々です。
正面パネルから操作できる内部バーアンテナの回転もスムーズです。
一部改造・部品交換追加が行われています。
① 照明ランプの配線材が交換されています。製造当時の配線材は被覆がボロボロになってしまう劣化しやすい線材だったようです。
② スピーカー・出力トランス間の配線が交換され、中間にコネクタが取り付けられています。本体シャーシをキャビネットから取外す際に木ネジで取り付けられているスピーカーを外す手間がなく便利です。
外部アンテナ接続端子と並列にRCAピンプラグが接続されています(画像6左下)。
③ シャーシ内部の主要な配線や絶縁不良になりがちなペーパーコンデンサーなどの部品交換も行われていますが、詳細確認はできていません。
現状外観
キャビネットの木製部分は70年近い経年変化で傷んでいます。
側面や正面下部は突板が剥がれたり浮いたりした部分があります(画像1,2,3,4,9)。
天面は表面が突板仕上げではないようで正面や側面に比べ劣化は少ないと思いますが、ある程度キズがあります(画像8)。
突板生地のキャビネット本体は問題ありませんので、突板部の張替補修や部分塗装などで修復できると思います。
背面カバーは少し湾曲していますが、固定金具から外れるほどではなく、キャビネットとしっかり固定できています(画像5)。
照明ランプによる照明効果は画像3(消灯)と画像4(点灯)でご確認ください。
特に4の左端トーンコントロール ツマミの回転に応じた効き具合を示す高音低音のバー表示は往年の高級ラジオの豪華なデザインだと思います。
正面の操作ツマミや内部の真空管は抜かれることなく揃っています。なお、マジックアイは光っていません。
サービスマニュアル的なものはありませんが、キャビネット内部の側面壁に回路図が貼りつけられており、それを撮影したものが画像10です。ご参考になさってください。
保証(保障)
上記のような確認は行いましたが、製造時期が非常に古いPSE対象外製品ですので、お手元に届いた時点で上記範囲の動作再現保証(保障)もできません。発煙発火などがないという 安全保証(保障)もできません。
外観に神経質な方の入札はお控えください。
ノークレーム・ノーリターン賣家不提供退貨賠償等責任・ノーサポートに同意いただいたものとして入札をお願い致します。
発送
ヤマト運輸宅急便または日本郵便ゆうパック(いずれも160サイズ東京都より集荷溌払い)で発送します。
到着日・配達時間帯のご指定は取引ナビのメッセージでお願い致します。