【商品の説明】
Technics「SL-7」の純正マニュアル準拠に拠るメンテナンスを施した極上美品。殆ど使用されていなかった機器のようで、本当に綺麗な品です。キズや汚れは見当たりません。
ただ、経年変化に拠るパーツの劣化は認められました。随時交換しました。
考えられるメンテナンスをほぼ全て行いました。動作に問題無く、アンプに接続すれば直ぐにお使い頂けます。
しかしながら、製造されてから既に40年以上経過している機器です。
出来る限りの事は対応しましたが、完全に新品同様と言う訳には行きません。
従いまして返品には応じかねますのでご承知置き下さい。
なお、落札頂き、数年経過した時点で不具合が出ましたら、いつでも修理や調整を安価にて承ります。
【商品の状態】
十分にメンテナンスしましたので動作に問題は有りません。メンテナンス後、LP1枚(表と裏)の試運転を実施済。
特に問題は有りませんでした。
長年メンテナンスしていますが、これ程の綺麗な品は初めてです。針先も十分に残っています。お勧めの自慢の品です。
写真に沿ってメンテナンス内容をい摘んで説明いたします。
1, 写真は有りませんが、アクリル製上蓋を外し、アーム駆動部を綺麗にしてあります。古いグリスを落とし、新しい物を塗布。
アーム移動させるゴムベルトはオリジナルより太い物に交換。レコード演奏の始点と終点を決めるマイクロスイッチの点検。
スピンドル上端のモリブデングリスを新しい物にしました。アームのガイドレールも外し点検しております。
ネットで良く見られるメンテナンス記事や動画でこれらの作業は確認出来ると思います。
ただ、殆どのメンテナンス品のメンテナンス作業はここで終わっている事が大半です。
これ以降の作業の方が大変重要であると考えています。実際とても手間と時間が掛かります。
2, 写真2はターンテーブルを外した状態。スピンドルに注油。ターンテーブル自体も綺麗に磨き上げました。
3, 写真5はカートリッジを撮影。PUはP-202C。針先はボロン製カンチレバーの品。赤いラインが入っていて、針先チップは
無垢のダイヤモンドです。最近は殆ど見かけなくなりました。今となっては貴重品です。
4, 写真6は液漏れを起こしているパーツ(電解コンデンサ)です。容量値に異状が無い場合でもこのような状態の物は必ず交換!
5, 写真7は写真6で液漏れを起こした部品を新しい物に交換し、基盤に装着し半田付けした直後の写真です。
写真6の左端のパーツです。2本の足が出ています(C313)。右上の2個のパーツ(4本の足)は規定容量値の半分以下に成って
いましたので即時に交換(C105とC305)。これも一例です。
6, 写真8は基盤に実装されているスイッチ類をメンテナンスした直後を撮影した物です。この機種のスイッチはメンテナンスしないと
接触抵抗値が上がり、正常に動作しません。底部キャビネットを外し、現れた基盤のコネクター全てを外したうえで引っくり返すと
このような茶色の基盤が出てきます。この状態になって始めてスイッチ類のメンテナンスが出来ます。
また、この様にしないと液漏れや不具合を起こしていることを見つける事は出来ません。
7, 写真9は実際にコンデンサの容量値を測定している処です。この写真では規定値を超える値を示しています。交換は不要。
10, 写真10はメンテナンスが終了し、最終チェックの波形確認を行う直前の写真です。
いくらメンテナンスしようが、最終的に波形確認(オシロスコープにて)しないと、正確に安定的に回転動作しているかどうか
分かりません。この測定が最も重要と考えています。問題有りませんでした。
* 写真の枚数制限で、オシロスコープの最終波形を掲載出来ませんでした。
また、底部の写真も掲載出来ませんでした。底部に問題無く、4個のインシュレーターは綺麗で問題無く、オリジナルです。
電源ケーブル・RCAピンケーブル・アース線は全てオリジナルで劣化はしておらず交換はしていません。オリジナルのままです。
滅多に出ない極上の品です。しかしながら個人出品です。
出品者が気付かない点が有るかもしれません。写真を良くご覧下さい。
商品の特殊性に鑑み、ノークレーム・ノーリターン賣家不提供退貨賠償等責任でお願い致します。
不明点はご質問ください。