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浅田次郎の「一路」上下2巻(中公文庫)です。状態は、全般にかなり良好です。送料は、クリックポストで185円です(※厚さ2cm以下の文庫本は、重さ合計1kgを超えない範囲で計4冊程度まで同梱が可能です)。 ★内容: 失火により父が不慮の死を遂げたため、江戸から西美濃・田名部郡に帰参した小野寺一路。齢十九にして初めて訪れた故郷では、小野寺家代々の御役目・参勤道中御供頭を仰せつかる。失火は大罪にして、家督相続は仮の沙汰。差配に不手際があれば、ただちに家名断絶と追い詰められる一路だったが、家伝の「行軍録」を唯一の頼りに、いざ江戸見参の道中へ!中山道を江戸へ向かう蒔坂左京大夫一行は、次々と難題に見舞われる。中山道の難所、自然との闘い、行列の道中行き合い、御本陣差し合い、御殿様の発熱…。さらに行列の中では御家乗っ取りの企てもめぐらされ―。到着が一日でも遅れることは御法度の参勤交代。果たして、一路は無事に江戸までの道中を導くことができるのか!〈解説〉は、檀ふみ。2016年5月放映、NHK 土曜時代劇の原作。
★著者、浅田次郎は1951年、東京都中野区鍋屋横丁の旧士族の家に生まれる。中央大学杉並高等学校(5期生)を経て、自衛隊に入隊、のちアパレル業界など様々な職につきながら投稿生活を続け、1991年、『とられてたまるか!』でデビュー。1995年に『地下鉄に乗って』で吉川英治文学新人賞。その後、清朝末期の宮廷を舞台に宦官を主人公として時代を活写した大作『蒼穹の昴』が1996年に直木賞の候補作となり、さらに翌年『鉄道員(ぽっぽや)』にて直木賞を受賞するなど、作品の範囲は劇的な展開を見せている。映画化、テレビ化された作品も多い。日本の大衆小説の伝統を受け継ぐ代表的な小説家。主な著書としてほかに、『壬生義士伝』(柴田錬三郎賞)、『お腹召しませ』(中央公論文芸賞・司馬遼太郎賞)、『中原の虹』(吉川英治文学賞)、『終わらざる夏』(毎日出版文化賞)、『帰郷』(大佛次郎賞)、『珍妃の井戸』、『マンチュリアン・リポート』、『天子蒙塵』、『おもかげ』、『流人道中記』など。
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