IWCに大きな成功をもたらしたのが、1985年に発表されたRef.3750、すなわち「ダ・ヴィンチ」です。
2499年まで年を表示できる機能に加え、簡潔な設計に特徴がありました。
なおクルト・クラウス曰く、デザインはハノ・ブッシャーによるとのこと。18KYG。
今となっては部品の入手しやすいバルジュー7750をエボーシュに選び、完全に分解した後にIWCで
高精度に組み立てられたベースムーブメントは、堅牢にしてOHしやすい最適解
アルバート・ペラトン博士の愛弟子、クルト・クラウスはまだCADが使われていない時代に紙とペンで
この簡素にして調整の楽な永久カレンダー機構をバルジュー7750の日付送りトルクで動かす二階建て構造とし
リューズを1段引き出して送る事で、全てのカレンダー機構を調整出来る物としています。
長くアンティーク古董商品,有可能客製化、修改、換過零件,請下標錢注意。時計を所有していると、堅牢で部品入手のしやすい事は最大の利点で、仮に内部が腐食しても
新品状態に戻す事が可能ですし、コストが安く済みます。
当時、搭載された機能に対してバーゲンプライスとも言える価格で販売された事で、腕時計コレクターの元には
必ず1本有ると言われる程に売れた時計でしたが、その数年後に更に複雑な”ラトラパンテ”が出た事で
指を銜えて見ていた方も多いと思います。 ブレスだけでも+100万のフル18Kモデルは更に数が数が少なく
ラトラパンテのフル18Kモデルは、いざ探しても滅多にお目に掛かれません。
最初に販売されたダビンチにスプリットセコンド・クロノグラフを加えた超絶複雑時計で、文字盤上で駆動される物は
11種類にも及びます。 すなわち時分秒に曜日日付、西暦、ムーンフェイズの時計機構に30分計、12時間計を加えた
1位2位を計れるスプリットセコンド。 それによりムーブメントはCal.3751の別番号が与えられています。
残念ながら入手時に交換用西暦コマを紛失してしまいましたが、銀座IWCで問い合わせた所、そのタイミングでOHすれば
無償で交換してくれるとの事です。
◇名称;IWC ダビンチ ラトラパンテ ドイツ語表記
◇材質;18KYG 本体及びブレスレット共に ブレスレット最大 185mm
◇重量;追加コマ入れて150.8g (23254×150×0.75=2616075円)
◇付属品;IWC箱(腐食等有り)、未記入保証書
CADやNCでいくらでも複雑な時計が作れる現在ですが、一人の天才が紙とドラフターで設計し
人の手で組み立てられた銘品です。 貴方が次の西暦マーカー交換を引き継いでください。
(2025年 10月 28日 14時 05分 追加)
こちらでも販売していますので、在庫が無くなった時点で早期終了します。
https://shop.britz-motors.com/shopdetail/000000001629/ct202/page1/order/
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