T.Tennis・1992年9月号です。
アガシがイバニセビッチを決勝で破り優勝した1992年のウインブルドン男子決勝、
セレスを決勝で破り4回目の優勝を成し遂げたグラフ、
スティッヒとペアを組み男子ダブルスで優勝したマッケンロー
の記事が掲載されています。
技術特集は「今までのボールが見違える・パワーテニス全開」です。
サービスにおいて「今よりもスピードアップしたいなら、薄いグリップから厚いグリップ
に変えるのもひとつの手」等が解説されています。
また、ボレーについて「ボールの行き先を見ないで顔を残す」「ボレーにだってフォロースルー
はある。インパクトした時点でラケットを引いてしまうのではなく、打ちたい方向にフォロースルーを
する」「インパクトの瞬間、ラケットを強く握る」等が詳細されています。
また、スマッシュについて、「ネットに対して斜めに構える」「素早く落下地点に入るには?」等が
解説されています。
他には、サンプラスの流れが生かされた理想的なサービスフォーム、クライチェクの上体の
ひねりをつくりパワーをぶつけるサービスフォーム、ベッカーの腕とラケットのかたちを崩さずに
ヒットするバックハンドストローク、コスタの大きなスイング+リストワークで鋭さがでるバックハンドストローク、
メアリー・ピアスの腰のひねりと肩から先の回転を効率よくミックスしたフォアハンドストローク、
等がそれぞれの連続写真と共に詳細されています。
また、「力強いショットを相手コートに叩きこみたい・パワーを生む秘訣はここにあり・
サービス&フォアハンドストローク編」として、
サービスにおいて「トスアップの時は必ず体重が前足にのるようにする」「ボールを強く握りすぎると、トスが
安定しない」「ヒザでアクセントをとり、パワーをためる」
フォアハンドストロークにおいて「ラケットを立てれば、ヒジは自然に曲がる」「身体のひねりを出すために、
両手でテークバックする」等が解説されています。
他には、「松岡修造・OVER the RAINBOW(虹の彼方に)」として、「プロとしての足跡は、挫折と復活の
繰り返しだった。打ちのめされる度に何かを掴んだ。もう同情の言葉も浮ついたお世辞もいらない。ただ
前進あるのみ。」として、1992年にソウル・オープンで日本人男子として初めてATPツアーシングルスで優勝、
クイーズ(アルトワ選手権)でイバニセビッチ、エドバーグを破り準優勝し、錦織選手が2011年10月号17日に更新するまで
世界ランキング日本人男子自己最高の46位を記録した松岡修造の軌跡が掲載されています。(1995年にはウインブルドン
において佐藤次郎以来62年ぶりのベスト8に入る)
その他。
***今回はおまけとして以下に記載のあるサンプラスのグランドスラム大会優勝14回の決勝戦14回分のDVDをおまけとして お付けいたします。
<サンプラスの記録>年間最終ランキング1位6年連続・連続としては単独最多回数、USオープン最年少優勝、グランドスラム決勝11年連続進出、USオープン最多タイ5回優勝、USオープン決勝進出回数8回、10代・20代・30代それぞれでグランドスラム大会優勝、その他
・1990 USオープン 決勝(VSアガシ・・・最年少19歳28日での優勝)
・1993 WIMBLEDON 決勝(VSクーリエ・・・ウインブルドン初優勝)
・1993 USオープン 決勝(VSピオリーン)
・1994 AUSTRALIAN OPEN 決勝(VST.マーチン・・・グランドスラム大会3連勝)
・1994 WIMBLEDON 決勝(VSイバニセビッチ)
・1995 WIMBLEDON 決勝(VSベッカー・・・ボルグ以来のウインブルドン3連覇)
・1995 USオープン 決勝(VSアガシ)
・1996 USオープン 決勝(VSチャン・・・故コーチの誕生日にUSオープン4度目の優勝)
・1997 AUSTRALIAN OPEN 決勝(VSモヤ)
・1997 WIMBLEDON 決勝(VSピオリーン)
・1998 WIMBLEDON 決勝(VSイバニセビッチ)
・1999 WIMBLEDON 決勝(VSアガシ・・・2度目のウインブルドン3連覇)
・2000 WIMBLEDON 決勝(VSラフター・・・グランドスラム13勝、当時の最多勝利数樹立)
・2002 USオープン 決勝(VSアガシ・・・USオープン最多タイ通算5回目の優勝(オープン化以降))
*実況・解説はすべて日本語ライブ音声です。
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