ギブソン レスポール・デラックス ビンテージ 1969年後半~1970年製造。
1975年に私が入手した時点で結構使い込まれていたギターで、私が購入したショップの説明では、アメリカのプロがツアーで使っていたのを仕入れたとのことでした。
私が所有してから50年経っているので、その間のメンテナンス等の説明は以下の通り長文になります。
ヘッド、ボディー・バックを私がラッカーでリフィニッシュ致しました。
リフィニッシュは、何本かのギターで実績を積んで、自信を付けてから行ってます。
その際、ヘッドの「LESPAUL MODEL」とあったシルクスクリーンはほとんど消えてます。
ヘッドの右側が少し削れていたのでオーバーラッカーしてます。
ボディーサイドとネックは軽いオーバーラッカーに留めてます。
今や本家ギブソンも環境問題で断念した、ブラスパウダーによるゴールド・トップの塗装は、製作時のままです。
ネック・ジョイント部分の丁寧な工作、真っ黒なローズウッド※玫瑰木屬於華盛頓條約条約牴觸物品,無法國際運送。指盤など、この時代ならではの個体です。
パーツ交換しています。
入手してすぐにペグを中古のニッケルのグローバー(今となってはビンテージ・パーツ)に交換しました。
クルーソンのペグが、とても実用に耐えられる代物ではなかったからです。(今でもクルーソンのクオリティーの低さは驚くばかりですが、)
オリジナルのナイロン・サドルのABR-1ブリッジも、購入直後にロック向けにブラス・サドルのブリッジに交換しました.
出品に際してオリジナルに戻して写真撮影し、現在は新品の金属サドルのブリッジを載せてます。
オリジナルは付属します。
トーンポッド2個はガリが出て交換し、ノブ4個も国産のミリ仕様のもの交換してます。
オリジナルのハードケースは、かなりくたびれていたので躊躇なく廃棄致しましたが、そんなものが高額で取引される時代がこようとは思いませんでした。
メッキが剥げたテールピ-スも、フィクサータイプに交換してますが、オリジナルも付属します。
ジャック・プレートが劣化・変色したので、同じタイプに交換してます。
ピックアップの下敷きのスポンジも劣化したので交換してます。
トグル・スイッチの具合で、リア・ピックアップが出力しないことがありますが、トグルスイッチを上下させるとすぐに復旧いたします。
オリジナル・パーツに拘る方もいらっしゃるようなので、トグルスイッチ周りはあえて交換してません。
フレットはフレットレス・ワンダーですから新品当時から低いです。
マホガニー※桃花木屬於華盛頓條約条約牴觸物品,無法國際運送。のパンケーキ・ボディー、スリーピース・メイプル・トップ、ボリュート付きマホガニー※桃花木屬於華盛頓條約条約牴觸物品,無法國際運送。・スリーピース・ネック、ナイロン・サドルのABR-1ブリッジ、切削ピックガード、ヘッド裏のMADE IN USA の刻印。
この時期のギブソンは、シリアルナンバー(当機は972008番)やスペックが混乱期で、69年前期にはボディー・バックがワンピースのものや、50年代スタンダードのようにトップの彫が深いものも見つかってます。
さらにはヘッドのギブソンのインレイのがドット抜きだったり、ピックアップのエスカッションが二重になったものもあります。
当機の製造年の特定に、この50年間いろいろ資料を調べましたが、私は1969年後期から1970年と判断するに至りました。(正確に言うと1969年後期製の可能性も否定しきれない1970年製です。)
1969年12月22日に、ギブソンの親会社であるシカゴ・ミュージカル・インスツルメンツは、南米の醸造コングロマリットであるECLに買収され、さらにギブソンは1974年にノーリン・ミュージカル・インストゥルメンツの子会社になり、どんどん製品品質が低下しました。
品質低下の坂を転げ落ちるぎりぎり前のギターです。
重さはヘルスメーター計測で4.5キログラムです。
この時代のレスポール・デラックスの標準的な重さです。
写真のグレーのヒストリーのハードケースに入れて発送いたします。
このハードケースは、歴代のギブソンのハードケースに比べても造りの良いものです。
レスポール・デラックスの音色について
トーンを絞ると美しいウーマン・トーンが出ます。
クリーンで良し、歪ませて良しです。
フロント・ピックアップのポールピースは弦の真下を正確にトレースしてますが、リア・ピックアップのポールピースは1弦、2弦、3弦がずれています。
これが絶妙で、チョーキングすると、弦がポールピースに近づき、音が大きくなります。
チョーキングするたびにクレッシェンドし、まるで歌うが如く鳴ってくれます。
嬉しい個体差です。
以上長文失礼いたしました。
送料無料です。