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商品をご覧頂きまして、ありがとうございます。
お送りする堅果(種子)の品種と数量はこの秋に採れたヤムヒル20粒、サカジャウエア20粒、ハレシェーリーゼン10粒の計50粒になります。 (写真参照)
ヘーゼルナッツの木はカバノキ科の落葉樹でかなりの耐寒性(−20℃程度)があり、ほぼ日本全国で栽培が可能です。しかし、まだ栽培自体が珍しくなじみが薄いのが現状です。
実は栄養価が高く貯蔵性にも優れていて洋菓子などにも使われとても優秀な木の実です。
最近になって日本各地で少しずつ栽培され始めていますが、生産量はまだまだ少なく 今のところはほぼ100%輸入に頼っているそうです。国産ナッツはとても希少です。
ヘーゼルナッツの木は自家結実性があり1本でも結実はしますが、近くに異品種を2本以上植えることにより実付きが良くなり、花粉の量で収穫量が決まります。落葉樹ですのでこれからの季節は落葉し枝だけになり枯れ木のようになりますが翌春には芽吹いて来ます。
育てて見て分かりましたが、ヤムヒルは樹勢が強くかなりたくさんの雄花・雌花が咲きます。花粉の量はとても多くスギ花粉のような黄色く微細な花粉をたくさん飛ばします。そのため受粉樹には最適です。
ヤムヒルとサカジャウエアはとても相性がよく雄花と雌花の開花時期が合致しているため近くに植えますとどちらも収穫量が多くなる傾向が見られます。
また、品種によっても色や形や模様などが微妙に異なっているところも面白いです。
発芽について経験から言えることですが、 早く土の中に埋めすぎますと堅果が腐る可能性が高くなり、また水のやりすぎも同様に腐る原因になります。
今まで自分が試して成功した方法は霜が降り出す12月ころに畑の土の中に埋め、何もせず翌春の最高気温が20℃を超える日が出て来た4月上旬ころに一度掘り起こしてみて発根しているものを掘り上げてポットに移植したところ発芽に至りました。
水 のやりすぎなど手のかけすぎは良くないようで、今のところ昨年秋の拾い残りからの木の周りでの発芽 のように何も手を加えない自然任せが一番良いように思います。(写真参照)
なお、発芽には休眠打破(冬の寒さを経験)が必要で半年程度かかります。 自分には技量がないのでなかなかうまくいかず楽しみながら試行錯誤していますが、 木の実の発芽に関して詳しい方でしたら容易ではないでしょうか。
うまくいけば来春の4月頃から6月頃にかけて可愛らしい芽が出てくると思います。
参考としまして発芽一年目・二年目の実生苗の写真を載せました。どちらも同じ木になります。
順調に育てばこのくらいの大きさに育ちます。
ところで、果樹は種子から育った木は親木の特性を受け継がない可能性が高いそうなのでヘーゼルナッツもどのような特性を持った木に育つかは不明な点が多いです。逆にそこが面白いところでもありますが。自分だけのオリジナル品種として観察しながら気長に育てて見て下さい。 何か面白い発見があるかもしれません。
堅果(種子)はできる限り状態の良い選別したものをお送りいたしますが、種子という特性上全てのものが発芽するわけではありません。 ご理解頂きますようお願いいたします。
ご趣味程度で発芽に挑戦してお楽しみ下さい。
発送は見本と同様のものをクッション封筒に入れてネコポスで送らせて頂きます。
どうぞよろしくお願いいたします。
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